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本屋さんのこと②

こんにちは!ホリトモカです。

今回も前回に引き続き、書店でアルバイトしてきて感じたことを綴っていきたいと思います!今回は書店員目線で、本を探すコツや予約・注文したい本の店員への伝え方など、店員さんもお客さんも楽~になれるお役立ち情報をお伝えできればと思っています!

まず、「本屋でお目当ての本を探すコツ」それは

店員に話しかけるのが一番。

おわり☆…ですが!そんな恐ろしいことできるわけないやん…という人も多いはず。実際よくあるのが

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会っちゃいかん者に出会った時の反応。これが、ほんとによくあります。

私もショッピングするときはなるべく店員さんの迷惑にならないように細心の注意をはかるタイプなので、そちらの気持ちもよくわかります。もどかしい…。でも、ひとつ知っておいて欲しい。

お客さんが本そのものに出会わなければお客さんの満足度にも店の売り上げにもなにもつながらないんだよ!!!

そりゃあ売れたほうがいいのだけれど、それを判断するのはお客さんなわけで、案内さえできればこちらはドロンしますよ!!(もちろん、これ売れてますか?とかお客さん側から会話が投げかけられたら極力ご相談にのります)

「探している本が恥ずかしいタイトルなので…」とか、「いい年して漫画探してるんだけど…」とか、最近だと「今更『鬼滅の刃』買うとかミーハーですみません」とか、みんな気にしすぎ~~!!!

さて。そんなシャイな方のための、円滑に本に関する問い合わせができるポイントなんですが

まず、必要なものと言って思いつくのが本のタイトルと作者名です。もちろんそれも大事なんですが、一番「間違いない!」のはISBNコードです。

ISBNコードとは・・・International Standard Book Number の略称。図書および資料の識別用に設けられた国際規格コードの一種。(Wikipediaより)

日本では9784…で始まる、2段バーコードの場合上の段に書かれている数字のことです。ショッピングサイト等で調べれば、商品紹介のそばに書いてあったりします。この数字列が、店員にとっては超ありがたいです。注意点は漫画や小説でよくある「通常版」と「特装版」です。同じ内容でも別の書籍として発売されるものはISBNが異なるのです。逆に言うとISBNが同じ本というものはなく、唯一無二なので間違いが起こりにくいです。

本のタイトルだと似たような名前の本が複数あり(最近だと健康・ダイエット本や、異世界転生系の漫画はホントに似たタイトルだらけ)、お客さんの思っていた本と違う本を取り寄せてしまったなんてことがたまにあります。

雑誌の場合は雑誌コードという識別コードがあるのですが、こちらはかなり読み方にクセがあるため、雑誌のタイトルと何月号か(週刊誌の場合〇月〇日号)を伝えるのが一番だと思います。雑誌の場合注意すべき点は番号よりも「その雑誌が書店で販売しているものか」です。

最近は、「コンビニ限定・ネット限定販売」や「定期購読限定販売」など雑誌だからといって書店には置かないものが増えてきました。コンビニ限定・ネット限定販売というのはファッション誌でたまにあり、付録でつくバッグなどが書店で置かれているものと色違いや形違い、というものです。定期購読限定販売は、毎号確実に購入するときめてお客様自身が出版社と契約して、自宅ポストに投函されるタイプの雑誌です。高齢者向けの健康雑誌でみかけます。雑誌の売り上げは減ったけれど、購買者側の選択肢は増えたということです。

本が紹介されていた新聞や雑誌の切り抜きを持ってきていただくのも大変助かります。タイトルよりも宣伝文句の方が大きく、宣伝文句をタイトルと勘違いされて、店員が調べてもそんなタイトルの本ないぞ…となったりすることも多々あり。

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まとめとして、理想のお客さんを描きました。

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なにかとスマートな時代。円滑に本と出会えますように!

それではまた!

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