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TOGAKUBO

4月23日

東學坊に宿泊する。家からの距離と交通費、宿泊費が理想のドンピシャだったのでここに決めた。前記事「OYAMA」の行程も東學坊ありきで決めている。

お部屋はこんな感じ

17:00 写経を始める。
半紙1枚に予めお経が薄く書かれているのでひたすらになぞる。私は筆ペン使って1時間50分くらいかかった。5行目あたりから心が無になっていくが、「あ、無になってる」と自覚してからは、心が有になってしまった。無になる感覚もう一度味わいたかったなぁ。

書き終えて、お風呂に入る。露天風呂もあったけど、女子が入れる時間が終わっていたので、内風呂へ。温泉ではないんだけどお湯が柔らかい気がした。

ほかほかしながら部屋に戻る。素泊まりなので夕食はない。茶寮石尊でお腹いっぱいだったのにもう消化してることに驚く。

1年振りにテレビを見る。けど、出てくる芸能人が全然知らない人達だった。

「OYAMA」の記事を下書きして、灯りはつけたままで眠る。


4月24日
6:40に起きる。昨日お風呂に入ったけど本当は朝風呂派なのでまた入る。

7:50 朝拝。2分遅れてしまう。祝詞を聞いて、二礼二拍手一礼。遅れたのに御札まで頂いた。すみません。

8:00 朝食。ビビるくらい豪華。でもいい感じの質素さなので食べやすかった。黒い生姜めちゃくちゃ美味しくて普通にご飯一杯分がなくなる。あと味噌田楽は何故かコーヒーの味(なぜ?)がして美味しかった(なぜ?)。

朝食

9:00 部屋に戻る。OYAMAの記事を編集して投稿する。窓からの写真を撮ったりして一段落してから、「あれ?布団なくない?」と気づく。写経し終えた半紙も消えていた。旅館マジック。散らかしてなくてよかった。

窓からの景色


10:00 チェックアウト。何となく歩きたかったので坂を下ってみる。ウグイスかメジロのどちらかがずっと鳴いている。

坂の下で清水屋というカフェに入る。名物はかき氷らしいが、あまりにも大きいのでやめておく(でも美味しそうである)。
コーヒーを注文すると、こんなに可愛い器で現れた。お砂糖が宝石に見える。



コーヒーを飲んでいる間に雨が降り始めた。
大山は別名「雨降山」と呼ばれるくらいに雨が降るらしい。

ここらで大山小旅行はおしまいとする。
傷が癒えたかと言われるとそうではないけど、
応急処置で縫い合わせた傷口を、きちんと縫い直したような感覚にはなった。

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