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丸善京都本店(京都BAL)

それにしても、京都BALに入店した人の目的が丸善なのか、それ以外の所謂ハイブランド店なのか見分けることはとても容易である。それが男性であれば百発百中で当てられる自信さえある。ということで、私は「丸善に行く側」の人間なわけだ。1年半ほど前、暇な日に家に引きこもっているのは体に良くないから、予定が無い日は丸善に行こうと決めたら4、5日連続で丸善に来てしまい絶望に似た、でも絶望とは言えないくらいの感情になったことを思い出す。でも、何も用事のない私を受け入れてくれるような安心感が丸善にはあった。

今日も例によって用事がなかったので丸善に赴いた。BALに入る私の数歩先には、髪色明るめ・ホットパンツ・話し声大きめの女性が二人いた。私は当然彼女らはハイブランド店、もしくは5階くらいに入っているスタバが目当てだろうと判断したが、予想は裏切られ二人は地下1階へと下るエスカレーターに乗った。(BALは地下が丸善、1階より上ハイブランド店と無印・スタバが入っている。)ギャップ萌え不可避である。ギャップ萌えというのは、相手の容姿などからは想像がつかないような行動がでたときに生じるものだと思う。しかし、私(眉毛太め・やや肥満ぎみ・髪の毛ボサボサ)がハイブランド店で買い物をしていても、きっとギャップ萌えの対象にならないであろう。これは本当に不思議な話である。

というような、きっと生きていく上で何の役にも立たないことを考えて、目についた面白そうな文庫本を一冊買った。(毎回何も買わずに帰るのは、なんだか申し訳なくて稀に文庫本を買うことがある。しかし、丸善にしてみれば大してお金も持っていない学生に気を遣われる方がプライドが傷つくのかもしれない。)

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