ナスケンの自己紹介③~食育活動編~
こんにちは。
三重県四日市市で野菜農家をしている堀田健一こと「ナスケン」と言います。
自己紹介の一つとして野菜を作ること以外に取り組んでいる「食育活動」について今回は記憶を辿り?ながら紹介させて頂こうと思います。
食育活動をする理由は僕の人生のテーマでもある「野菜を身近に」感じてもらいたいから。
僕のことを知ってもらえたら嬉しいですし、「こんな人がいるんだな」そう知ってもらえたらもっと嬉しいです。
食育活動を始めたキッカケ
2018年の12月でした。
僕の住む三重県四日市市では毎年12月に地元産の農産物を積極的に使った給食メニューの日があります。
その名も「四日市ふるさと給食」!
他の自治体などでも名称は違うけど、きっと同じような?給食や取り組みがあると思います。
その給食の献立にその当時栽培していた「ブロッコリー」を出してみませんか?と市役所の担当の方からお声がけをいただいたのがキッカケでした。
そして、ただ野菜を出して終わり!ではなく地元の小学校に出向いて1〜6学年のいずれかの学年の子たちに「野菜の授業」をしてからその学年の子達と一緒に給食を食べる←という流れ。
「ゲストティーチャーとして話をしてほしい」というオファーです。
当時の市役所の方の言葉が今でも印象深いのですが、
「農家の皆さん、野菜は出荷してくださるのですが、生徒の子達の前で話すのは辞めておくと言われる方ばかりなんです…」
と。
これを聞いて僕は「なんでみんな話さないんだろう?」と。
「誰もやらないなら、せっかく声をかけてもらったわけだし、やってみよう!!」
天邪鬼?wな性格がザワつき市役所の方に「やります!!」と返事をしました。
食育のテーマは「触れ合う」こと
「どんなお話をしたらみんなワイワイ、ガヤガヤしながらでも聞いてもらえるかな?」
そんなことを僕は考えました。
僕自身が小学生の頃は毎日決まった先生としか会わなくて、たまに学校に来てくれて話をしてくれる方がいるとそれだけでテンションが爆上がりだったのを覚えています。
授業の時間は30〜40分ほど。
過去、ふるさと給食でゲストティーチャーをされた方はパソコンなどを使い、プロジェクターで画像を映し出して話を進めていく、という流れが多いらしく。
「いやそれだとテンション上がらんな。ワイワイしたい」
「今、僕の畑にあるのはブロッコリーとカラフルなカリフラワー…、、、そうだ!!野菜そのものを持っていこう!!!!!!」
てなわけで、ブロッコリーの種、種を播いてから30日後のいわゆる「苗」の頃のブロッコリー。収穫間近のブロッコリーに逆に花が咲いちゃったブロッコリー。カリフラワーって白が一般的だけど白以外の紫、オレンジ、緑、ロマネスコも。
とりあえず畑にあるものを可能な限り持っていきました。
授業をさせていただいた学年は小学生2年生の子たちでした。
事前にブロッコリーのことを調べてクイズ形式にしてみたり。
「ブロッコリーのつぶつぶは1個あたりいくつあるでしょうか?」みたいなやつw
ナスケン自己紹介5分→ブロッコリーについて5分→ブロッコリーを実際に触って、匂いを嗅いでみよう10分→カリフラワーについて5分→カリフラワーとの触れ合い10分→質問など5分
当日はこんな流れです。
子供って正直ですよねw
「めっちゃいい匂い〜」という子もいれば、「この匂い、苦手〜」という子も。
おうちの方が野菜を作られる家庭であれば見たことある姿、形だろうけど、「見たことある!」と答えた子は50人中、4〜5人でした。
終始、ひそひそ声が聞こえたり、ワーキャー叫び?声が聞こえたり。
担任の先生は「落ち着きな子達で…」と言われましたが、黙って静かにじーっとされているのも僕自身がソワソワしちゃいそうで。w
やってみて感じたこと
ほんと、やってよかったです。
子供たちも想像以上に「ワイワイ、ガヤガヤ」してくれてたし、僕の小ボケにもしっかりツッコミを入れてくれましたしw
昨今は「野菜離れ」が叫ばれたりしますが、僕含めた大人って自分の子供とかに、
「野菜はちゃんと食べなさい」
って言うじゃないですか。もっと言う人は、
「農家さんが頑張って作ってくれたんだから残さず食べよう」
とか。
あれ、あんま意味ないと思ってて。
だって苦手なものは苦手だし、食べたくないものは食べたくないわけで。
僕はそういう子たちに違ったアプローチの仕方、
「野菜の育つ過程」や「野菜たちがどんなふうに育っているか」
を知ってもらうことが大切だと考えるようになりました。
その結果、食べてもらえたら嬉しいし、「食べてみよっかな」って思ってもらえるだけでも嬉しい。
僕が食育授業、活動を通してそういった体験をしてもらえたらいいな、そう考えてます。
最初に書いたんですが食育授業を通して「野菜を身近に」感じてもらえたらいいな。そう考えています。
そんなことを2018年の12月の四日市ふるさと給食に参加させていただいて感じました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
↓授業を聞いてくれた生徒のみんなには毎度プレゼントをお渡しさせてもらってます。野菜のキャラクターを描いてそれをマグネットにしたものとか。こういうのを作るの、すきなんですよねぇw
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