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食とトレーニングと身体づくりと

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幼少期~アスリートの身体づくりについて、食事とトレーニングの視点からあれこれ書いたものをまとめています。
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2021年8月の記事一覧

【栄養指導あるある】アスリートが一人暮らしを始めて魚を食べなくなる理由

地方から関東の大学にやって来て、選手が魚を食べなくなった理由でよくあるのが、 魚が美味しい地域で育ったから、都会の魚がちょっと… というやつです。 特に、北陸地域の選手に多い気がします。 私は福岡出身で、玄界灘の荒波に揉まれた身の締まった魚を食べ慣れているので、柔らかい身の魚はやはり物足りません。 だから、選手の言い分がよくわかるんです。 だけど、選手なんだから、自分の身体をしっかり作っていくためにはどうしなきゃいけないか、もうわかるよね?という結論に至ります。 スー

【競泳】食事サポート選手の活躍

食事サポートをしている中学生競泳選手が、先日開催された全国中学校水泳競技大会(通称:全中)で優勝しました! (チーム事情により、競技名と選手名は伏せさせていただきます。) 好き嫌いがとても多いのですが、気分が乗っているときにチャレンジしてもらって、食べられるものも少しずつ増えていき、自分で考えて行動することも段々とできるようになってきています。 また、ゆっくりではありますが食事や身体に対する意識も上がっています。 これからJO(ジュニアオリンピック)、国体(もしかしたら中止

受験生向け栄養コラム「アスリートに学ぶコンディショニング」

過去問や問題集を出版されている東京学参様のHPに連載されている、受験生向けの栄養コラムが更新されました。 今月は「自分にあった体調管理法を身につけよう~アスリートに学ぶコンディショニング~」です。 アスリートも練習やトレーニングばかり頑張っていても結果を出し続けることはできません。 受験生も同じです。 受験で結果を出すためにどのようなコンディショニング(体調管理)が必要なのか、視点が変わるかもしれません。 夏で体力が落ちていると、秋で挽回できるかわからないまま冬の受験

流行りものには手放しで飛びついちゃダメよ、って話。

わかりやすくてキャッチーなケトジェニック(超低炭水化物の食事法)。 短期的に実施して効果があっても、長期的に向いてるとは限らない。 炭水化物を減らすことでたんぱく質と脂質の摂取量が増えると、腎機能の低下や悪玉コレステロール値の上昇につながるし、特に妊娠の可能性がある/妊娠中の女性は、自分だけじゃなく胎児にまで影響が出るリスクが上がるから、やるならそこも考慮して納得してからやってね、と言いたい。ってか、言う。