【一人旅準備編】チワワ、オオサカに行く②
こんにちは、クレオパトラも見惚れたチワワです。
前回に引き続き、オオサカのはなしです。
皆さん旅行は好きですか。私はそうでもないです。
ウチは長野に毎年二度(冬と夏)旅行に行くのが定番だったのですが、家族の居心地が悪かったので旅行中はずっと具合が悪く(のちに空気嚥下症というストレス性のやつだと判明する)、一番うれしいのは帰宅してベッドに飛び込んだ瞬間でした。
なので、ある程度の年齢になるまでは旅行=最悪でした。
しかしまあ、ネットの友達に会うためにオオサカに行ったり友達と卒業旅行でグアムやら草津やらに行くうちに「まあ好きな人となら悪くないな・・・」と思うようになりました。
ですが、大食い以外無趣味人間。
大体の暇な時間をYoutubeでゲーム実況をみて消化しているような私は、
そこそこまとまったお金のかかる【旅行】を趣味にするほどまでの価値を見出すことはありませんでした。
新幹線のチケット片道で日高屋ドカ食いセット15回食べられるのですが笑;;;;;といった具合に。
誘われれば行くけど…。。行ったら楽しいけど。。
みたいな。その程度です。
そんな私が今回オオサカに行くこととなったきっかけ。
【ライブ】
こちらですね。
なんとこの度BUMP OF CHICKENのライブがね、当たったんですね。
中学二年生
多感な時期、校舎に私服警官が見張りに入っているような地獄県阿鼻叫喚市の公立中学校に通っていた私の心の支えとなってくれたのはBUMP OF CHICKENとネットの友達だけでした。
(石風呂Pと、それでも世界が続くなら、には中学三年生で引くほどお世話になる。)
と、いうわけで私は彼らが大きなツアーをするとき必ず応募し、そしてことごとく落選していた。
あまりにも当たらないので、【BUMP OF CHICKEN実在していない説】を提唱していた。この頃初音ミクとコラボしていたので、もう彼らもバーチャルな存在と言われても違和感はなかった。
しかし、当たったんだなあこれが。
(ここから筆が乗ったので早口考察オタクみたいな話し方をします。)
この頃の私は様々なストレスが重なってメンタルが酷い有様となっていた。片足を突っ込んでいたのだと思う。
そんな中でなんとなく、当たるわけなかろうもんといくつかのライブに応募した。
気づけば当落日も過ぎていて、すっかり応募したことを忘れていた私は不要なメールを削除しようとした。
【チケットのご用意が・・・】お決まりの文言である。
引き伸ばしに引き延ばしてCMに入るウザすぎる番組みたいなメールを一応開くと、当選してた。
全部。
そう全部!
BUMPだけではない。
同時に応募していたアーティストのライブも当たったのである。
神様、私のことを愛しすぎている…と流石にその日は実家の神棚にウィンクした。ファンサである。(ちなみにこの後、米津サンのライブも当選する。追税が必要か疑うレベルの幸福である。)
さて、と、いうわけで、突如オオサカでの予定ができた。
毎日手が震えたり、突然泣き出したりして限界を迎えていた毎日。
新幹線往復をグリーン車で予約し、ホテルも予約した途端
あり得ないほど元気になった。
なんだか希望ができた気がした。
正直このときの私にライブへの熱意はあまりない。
私は斜に構えたインドアオタクであるので、ライブの30分前までは「帰りたくなってきた…」と思ってしまうから。
だからこの時の私は
「わーーーーーーーーー!!新幹線予約しちゃったーーーーーーーー!!」
「宿予約しちゃったーーーーーーーーーー!!!」
「新幹線ってなんかわくわくするんだよなあ!あの新幹線専用の改札を抜けて、スタバとか駅弁とかがあったりしちゃってさー!座席も普通の電車と違うからスタバ飲んだり本読んだり好きにしていいし!」
など、旅行の内容というよりも、〝お金を使って遠出をする〟という行為そのもの、つまり非日常のはじまりに心を躍らせ目を輝かせていたわけである。
かわいいね。
そこではたと気が付いた。
【一人旅】=【誰かに気を遣わなくていい】=【好きなご飯を選んでいい】=【いっぱい食べれるぞ!!!!!!!!】
アホな方程式ではあるが真面目である。
そう、好きにしていいのだ。
551の肉まんだけで腹を膨らませてもいいし、たこ焼きだけで腹を膨らませてもいい。
なんなら肉まんとたこ焼きを食べてそのあと明石焼きをたべたあとにスタバに行ったっていいのだ。
え、ありがて。。。
さて、上記のプランをちらりと聞いてお気づきの方もいるかもしれないが、
これらも全て【お持ち帰り】ができるものばかりである。
そう。部屋ですべてを済ませるつもりなのである。
一人外食無理問題、せっかく大食い趣味を樹立したのだから、ついでに克服したいと思っていた。その最初の足掛かりになるのがこの大阪旅行のつもりであった。
「これでは結局トラウマ克服とはならないではないか、まあしかし焦っても仕方がない。とほほ…」と思っていたその時。
私はある存在を思い出した。
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