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マルアイ、noteはじめます。


since1888

「贈る」「伝える」「届ける」……
交わる思いのかたわらに、マルアイ

「おめでとう」。「ありがとう」。「お疲れさま」。
たった1枚の紙にも、思いを込めて。
季節の節目に、人生の節目に、日本人が大切にしてきたそんな思いのやり取りを、お手伝いし続けて132年。
今までも、そしてこれからも、
あなたの気持ちに寄り添い続けるマルアイを目指します。


山梨・市川大門。和紙づくりの里に生まれて

マルアイの故郷は、山梨県・甲府盆地の南に位置する市川大門。
1000年以上前から製紙業が盛んなエリアです。14世紀頃の古文書の中で、美人の素肌のように美しい紙と評され、その後は武田氏、徳川氏の御用紙として漉き継がれてきたのが市川紙でした。
マルアイが創業したのは、1888年(明治21年)。初代社長・村松富吉による、小さな紙問屋としてスタートしました。戦時中は軍需工場として稼働しましたが、終戦後、すぐに紙製品メーカーに転向。封筒やノート、贈答用の包装紙など、より暮らしに根差した商品の生産を始めます。昭和30年代には封筒「藤壺」が好評を博し、その後祝儀袋などの慶弔袋のジャンルでは、おかげさまでトップシェアに。
日常の中で、冠婚葬祭の場で、ものに“こころ”を乗せて贈りあう、日本人らしいコミュニケーション。
そんなシーンのかたわらに、私たちマルアイの商品があります。

本社とメイン工場は、今も豊かな自然に囲まれた市川の地に。
日本の「贈る」「伝える」「届ける」文化を、製紙業が伝統のこの地で受け継いでいく。それがマルアイの基盤です。

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あれもこれも!あなたの側に、実はマルアイ

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会社で使う事務用封筒に、小学校でお世話になった工作用紙や模造紙、習字用の半紙…日本人なら一度は人生の中で触れるであろう、“ザ・定番”。
手に取れば、必死で頑張った新入社員時代や、図工が好きだった子どもの頃など、さまざまな思い出が蘇ります。
マルアイの商品カタログには、「これ、知ってる!」「懐かしい!」と思える、そんな定番商品がぎっしり。
現在は祝儀袋のイメージが強いマルアイですが、オフィス用品からスクール用品、はたまた色紙や賞状、履歴書、袱紗や数珠まで、さまざまなシチュエーションで登場する商品を生産してきました。
いってみれば、マルアイのお得意さまは、国民の皆さまひとりひとり。
この世に生まれて成長し、大人になって、この世からいなくなるそのときまで、人の一生のすべてに寄り添い、見守る商品でいたいから。
あなたの周りにも、きっと“マルアイ印”がみつかるはずです。


昔も今もこれからも、変わらないのが自慢です

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上の写真の左側はマルアイの定番商品 “のし” を掛けた贈答品、右側は“のし”から発想を得た同じくマルアイの商品「こころふせん」を貼った贈りもの。
昔ながらの定番贈答スタイルと、新しい贈り方の提案を並べてみました。
見た目や様式はまったく違うこのふたつの“のし”ですが、1枚の紙に相手への思いを込める、日本人が大切にしてきた精神性は同じだということにお気づきでしょうか。
かつて戦後を迎えたマルアイが、いち早く生活に根差した紙製品を生産し、多くの方に受け入れていただいたように、時代の流れに合わせた新しい提案はマルアイらしさのひとつ。この「こころふせん」しかり、現代の暮らしに溶け込むアイデア系商品もたくさん作っています。
でも、どんな時代のどんな商品も、根底にあるのは、写真左の“のし”に表れる、古きよき日本の心。
一見変化しているようで、実はスピリットは何も変わらない。
これこそ、私たちが胸を張れるマルアイの信念だと考えています。


地味でもいい。誇りは、“誠実なものづくり”

紙の名産地で生まれ、紙製品の昔も、今も知っている。
歴史に育まれた、ものづくりのノウハウもある。
でもそれだけでは、いい商品は決して生まれない。私たちはそう思っています。
ある製品の開発時、こんなことがありました。
プロジェクトチーム内で意見が割れ、迷走しかけたとき、一度原点に戻るため「マルアイとはどんな会社か」を話し合うと、誰ともなく出てきたのが「地味だけど、誠実」という意見。その場の誰もが納得、流行や目先の華やかさに捕らわれない商品を目指し、開発はまた軌道に乗りました。
コツコツと、心を込めて、誠実に。
そんな社員全員の商品への愛情こそ、マルアイを支える縁の下の力持ちです。
贈り物に添えたり包んだり、仕事や学習を支えたり…マルアイの商品は、華やかな主人公的存在ではありません。
でも、日々の生活に、ちょっとしたワクワクやクスっと笑える楽しさを提供してくれる。そしてそんなワクワクや笑顔こそ、人生を豊かにしてくれるもではないでしょうか。

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お祝いや弔いの場はもちろん、四季折々の挨拶やちょっとした感謝まで、ものや手紙に心を込めて贈り合う。そんな日本のすばらしい文化を大切にしたいから。
マルアイはこれからも、みなさんの“心”と“暮らし”とともに、200年、500年、1000年と歩んでいきたいと思います。


これから、こちらnoteでも、どうぞよろしくお願いします。


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