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シャンディガフ

𓂃𓈒𓏸

洋食屋さんでのアルバイトを始めて、
2ヶ月が経ちました。
たいていのことは覚えたし、
前よりも成長した、はず。

春休みはお昼を中心に働いていたのですが、
大学が始まるとそれは難しく、、
夜や土曜日の予約が入った日に行っています。

予約は10人以上の宴会がほとんどで、
昼よりもお酒の注文が多くなります。


飲んだこともないお酒各種、
提供しております。

最初の乾杯はだいたい生ビール。
グラスを45°傾けて注いで、
そのあとグラスをまっすぐにして
泡を追加します。
ビールサーバーの扱いは
不器用には難しくて、
レバーの「押・引」を間違えては
よく泡をこぼしています。。

乾杯すると、すぐさま2杯目。
お客さんはハイボール派と
ワインに挑戦派と
おしゃれそうなカクテル派に
分かれます。

ハイボール、うまいのか?

ウイスキーを、(大量の氷と)炭酸水で割る。
ウイスキーの色がきれいなのと、
レモンを入れるのでさらにきれいな感じがして
魅力を感じるお酒です
(お酒を飲めない人の感想です)。

ウイスキーは、
マスクを通り越して伝わってくる
「強い酒」感があります。
炭酸水で割ることで
それがいい感じになるのでしょうか…?

とにかく分からん。おいしいのでしょうか。

牛肉には赤ワインが合うらしい

私の働く洋食店は、
ハンバーグやビーフシチューなど
牛肉を使った看板メニューが様々あります。

牛肉と赤ワインは相性抜群だそうで、
ワインの注文もよく入ります。

ワイン、種類が多い。
名前もまぎらわしい。
店主の奥さまに聞くと
あっさり解決することが多いので、
ワインに関しては
ほとんどお任せしています。
一番安いものだけは覚えた。
奥さまが仕入れを管理しているからとはいえ、
全部頭に入っているの、すごい。
長年の経験というものなのかな。

チェイサーの謎

ワインを頼んだ人には、よく
「チェイサーお願いします」と言われます。
強いお酒のあとの飲み物(ふつうは水)の
ことを指すそうです。
そしたら「水」で、「水ください」で
いいのでは...と思いますが、
「チェイサー」って言ってみたくもなる。

混ぜたお酒。うまいのか?

カクテルも、
ハイボールの他にも種類が多い!

カシス

初めて「カシスオレンジ」の注文を受けたときは、
これが「カシオレ」か、、と
なんだか感慨にふけりました。
唯一、聞いたことのあったカクテルでした。

「カシスグレープフルーツ」
などというのもあって、
とりあえず皆さん、
カシスを割りたいようです。

そもそも「カシス」はお酒の名前なんですね...
果物のカシスで作ったリキュールだそう。

カンパリ

これもお酒の名前。
炭酸水やオレンジジュースで割ります。

花言葉のように、カクテル言葉、というのが
あるそうで、
カンパリオレンジのカクテル言葉は「初恋」。
おおー。

カルーアミルク

カルーアをミルクで割ります。
コーヒーリキュールと牛乳です。
見た目はカフェオレさながら。
カクテル言葉は「いたずら好き」だそう。
むむー。

アメリカ・ボストン発祥のお酒だとか!

ウーロンハイ

名前に「ハイ」とあるので、
ハイボール(上述)の仲間だと思って
いつもウイスキーとウーロン茶を
混ぜそうになります。
違うそうです。
焼酎をウーロン茶で割ります。

名前に焼酎の要素を入れてくれ。

水のように飲む

お酒を水のように飲む人々、すごい。
そんな風に楽しく飲める、
嗜むことのできる大人になりたいなぁ、
と思いながら、テーブルの間を
せかせかと行き来しています。

楽しみながらも、
「研修中」を胸につけた私を
気遣ってくださるお客さんもいます。
すんばらしい大人です。

シャンディガフ

ビールをジンジャーエールで割ります。
これも、色合いがきれいで素敵なお酒です。

「シャンディガフ」という名前からは
想像もつかない作り方ですが、
サカナクションの歌のおかげで
工程はばっちりです。

--
なんじゃこりゃあという
数々のお酒を扱う日々ですが、
いつか飲んでみたい!です。
あんなに混ぜておいしいのか?
肉にはやっぱりワインなのか?

気になることだらけです。

--

ビールを飲んでみようかな
ストーンズジンジャーを入れて飲んでみようかな
メスライオンみたいな野良猫が
今日も庭をかけてく

サカナクション『シャンディガフ』より

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