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検査だらけの日

4/28(金)
今日は、一日中検査の日。

昨日の夜9時から何も食べれず、朝ご飯も食べずに病院へ。

病院の予定

1日にこれだけの検査を一気に行う。
検査なんてそんなに大したことないので、病院で動画でも見ながら勉強しようと思っていた。

移植外科の受付に行くと、まずは眼科に案内された。

眼科では、視力検査と眼圧の検査。
移植をして、免疫抑制剤を飲むようになると、眼圧が上がってくるらしい。
そうすると、白内障と緑内障になるリスクがあるとの事。
白内障は手術で治せるが、緑内障は治せないので、手術後も近くの眼科に定期的に通ってくださいと言われた。

免疫抑制剤には、色んなリスクがある。
1回目の移植を20年前にやった時にも、白内障の事は聞いた覚えがあった。
絶対に目の手術が怖いので、なんとかしたいと思い、目の特訓をほぼ毎日しようと心がけていた。
目の特訓とは、遠くのものを見たり、緑の自然を見たりする事。
しかし、最近体調が悪化してからは、全くやっていない。
このブログを書きながら、またがんばろうと思った。#意味あるかな?

眼科では、瞳孔を開くための目薬をしたため、そこから4時間くらい目がぼんやりして見えなくなってしまった。動画を見て勉強するという計画はこの時点でムダになった。

そのぼんやりとした目のまま、眼科の診察を待っていたが、一向に呼ばれない。
眼科の受付に聞いたら、まだしばらくかかるとういう事で、別のところに行っておいてくださいと言われた。

なので、糖尿病・内分泌内科に向かった。
そこでちょうど移植のコーディネーターさんにあった。
そのまま、面談させてもらえることになった。

コーディネーターさんはとてつもなく話しやすく、話をたくさんしたい気持ちになった。
ドナーの奥さんとの相性は、全く良くないらしい。遺伝子が全く違うのでそんな気がしていたのだが、遺伝子の適合はほぼないとの事。
世の中には、ピッタリ遺伝子があっていて、免疫抑制剤を飲まなくても何事もなく過ごせている人もいるらしい。
今は薬が良くなっているので、しっかりと血中濃度を保っていれば前回以上の長持ちも可能との事で、やる気になった。
本来であれば、おたふく風とはしかのワクチンを打たなければいけないらしいが、一度すでに移植しているのでワクチンは打てないとの事。
あとは、ピロリ菌がいるみたいなので、その治療を行うとの事。家に帰ってから奥さんに話したら、びっくりしていたけど、良かったねと言ってもらえた。
奥さんの血液型はB型で、僕はO型。
そのため、手術前2週間かけて、抗体を取り除く作業をするらしい。すごい事ができる時代になったもんだ。
その後、コーディネーターさんにいつご飯が食べれそうか聞いたら、どうやらそもそも朝ご飯を食べても良かった事が判明した。
お腹がペコペコだったので、すぐに持ってきていたウィダーインゼリーとおにぎりを食堂みたいなところで食べた。

その後、内分泌内科に行って、待っていたがなかなか呼ばれない。
看護師さんがきてくれて、先に画像診断センターに行ってください、と言われたので向かった。

ここでは、検査なんて楽勝だと思っていた自分を後悔する検査が待ち受けていた。
どうやら、膀胱の通り道を画像に収める検査のよう。
まず洗礼を受けた、ちんx2。
先から管を入れると突然告げられた。
過去のトラウマで、一度、ちんx2の先からカメラを入れられて、グリグリと膀胱内の何かを取り出す作業の事がフラッシュバックした。
その時はもはや交通事故なんではないかと思うくらいの痛みで意識が飛びかけた。
そんな痛みを覚悟しながら待っていると、先生が「やった事ありますか?」と聞いてきた。
「痛いやつですよね」と僕が言った。
「そうですね、痛いやつだと正直に言っておきます。」と先生が言って、グリグリと先に入れ始めた。
相当な激痛を覚悟していたが、先生が入れるのが上手だっからか、あまり痛みを感じなかった。後々、先生の技術に感謝した。
その後、造影剤をそこから入れて、膀胱をパンパンにするとの事で、できる限り我慢するように言われた。
ほとんど入っている感覚はなかったが、尿意だけがどんどん上がっていった。
2,300はいったらしいところで限界が来た。
そこからなかなか屈辱的な状態になった。
まず、普段胸や腰を撮るようなレントゲンの機械が丸出しのちんx2を狙った。
当然、ちんx2は人間からも目視できるくらい丸出しだ。
そこに大人の看護師さんが3人いて、ガラス越しで待機する事になった。まるで取調室の犯人を除く警察官のようだった。
さらに、そこでおしっこをするように指示された。おしっこしているところを画像に収めるとの事。こんな検査20年前にやった覚えないな、と思いながらおしっこはすんなり出た。
大人3人が見守る中、立っておしっこする事は初めてだったので、中々シュールな状態だった。
とりあえず、無事に検査は終わってホッとした。
その後、おしっこする時に痛みが出そうでびくびくしながら出していたが、そんなに痛みはなかった。先生の技に感謝した。

その屈辱検査が終わった後、3つの生体検査を行った。
まず心エコーは、寝ているだけで良いので、心地よかった。スライムみたいなものを心臓付近につけて、先の丸い何かをグリグリと当てて、内部を観察しているような感じ。
その後、肺機能検査を行った。もはやいつやったか記憶がないくらいだったが、お馴染みの2種類の検査を行った。
「思いっきり吸ってー!」とか「吐いてー!ふー!」って看護師さんに大きな声で言われるやつだ。
もはや看護師さんとの共同作業と思うくらい、看護師さんは本気でやってくれるので、こっちもがんばろうという気持ちになった。
ゆっくりと呼吸を出したり吸ったりする検査と、急激に吸ったり吐いたりする検査の二つを終えて、ヘトヘトになった。
その後、追い討ちをかけるように心電図の検査があった。定期的にやっている検査とは違い、3分間踏み台昇降を行ってから測る心電図だった。
やる前と後の心電図の差を見るという事で、2回測った。
ピッピッと音と共に踏み台が光って、今どこにいるべきかを示してくれた。とんでもないペースで光ってくるので、追いつくのに必死になった。
途中から自分のペースで大丈夫だとつげられたので、それなりのペースで続けた。
かなりヘトヘトになった。
目やちんx2や心臓が酷使されて、満身創痍とはこの事だな、と思った。

その後、糖尿病・内分泌内科に行くと、すぐに診察に案内してもらえた。すでに午後3時を回っていた。朝10時ごろに病院についてから、5時間近くたっていた。
そこでは、甲状腺の検査結果を教えてもらった。
前からずっと首の右側に血の塊があり、ガンの可能性があるとの事で、再検査する事になった。
首に針を刺して、成分を分析するらしい。ここは血の流れが活発で、正しい検査結果が出るのは50%との事。
免疫抑制剤を飲んでいると、ガンのリスクが高まるので、念のために行う。

これでやっと全ての検査と診察が終わった。この時にはすでに17時になっていた。そのタイミングで、持ってきていた検便をまだ出せていない事に気づいた。
ここ最近、全く便が出ず、2回だしそびれていた。それをやっと今日持ってこれたので、絶対に渡したい。念のため、検査日の4日くらい前に採取したので、そこからずっと持っている。検査日も丸一日、便を持って移動していた。
これを提出しないと、入院日が遅れて手術できなくなってしまうかもしれないので、中々重大だ。
移植外科の受付に確認したところ、すぐに検査室に持って行ってください、と言われた。
なんやかんやあったのち、何とか受け取ってもらえた。

*思い出しながら書いていたため少しまちがえたが、眼科の診察は、生体検査の前だった。それから、ウィダーインゼリーとおにぎりと同時に、売っていたパンを食べた。ドーナツを食べたが、めちゃくちゃ美味しかった。ここのパン屋のパンを色々食べたが、全部のクオリティが高い。そこらへんのパン屋よりも美味しいので、人ひとりの力は絶大だなと思う。1人で切り盛りしているような感じなので。

こんな文才のない淡々としたブログを最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はかなり文章が長くなってしまいました。
今後はけっこう短いブログが多いと思います。
ただ、メモとして残していこうと思っていますので、ご参考になれば幸いです。

それでは、終わります。

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