好きなもの#003 アルコ&ピースの魅力(THE MANZAI編)

こんにちは。まるやまです。

芸人にとってアイデンティティーともいえるネタについて書こうと思います。

今回は彼らが有名になるきっかけとなったTHE MANZAI 2012の話です。

THE MANZAI 2012 決勝

彼らのターニングポイントは、THE MANZAI 2012です。

ネタのテーマは「忍者」

導入はこんな感じ。

酒井:忍者になって巻物を取りに行きたいって思ってて・・・。     平子:忍者になって巻物を取りに行きたい?              酒井:かっこいいじゃんあれ。だからやろうよ。俺が忍者やるから、平子さんは城の門番やって。俺、巻物取りに行くから。            平子:じゃあお笑いやめろよ。

というように忍者になって巻物を取りに行きたい酒井、それならお笑い辞めろよという平子というネタです。

ここが面白い!

ボケが1つもない
よくみるとボケもないし、ツッコミもありません。
漫才はボケ→ツッコミで笑いをとるのでそれとは正反対の漫才。
実はボケに見えないボケとツッコミに見えないツッコミで笑いをとっている。

・漫才に見せたコントなのでは?
漫才の賞レースでコントをしたドーピング疑惑。

・「忍者」「巻物」という言葉を何度も復唱し面白いワードにしていく。
ネタ全体で「忍者」 18回 「巻物」 22回使っている(DVD 博愛より)。
最初と最後では言葉に対する笑いの量が変わってる。

・酒井のセリフ。
めちゃめちゃ少ないのにセリフを噛んでます。
でも緊張しますよね。

このネタの一番好きなところ。

巻物を取りに行って飯食えてる忍者は一握りだぞ
芸人も忍者も飯を食えるのは一握りである。
当時そこまでメディア出演もなく、くすぶっていたアルピーだからこそ響く言葉です。笑

ネタをどうぞ。


最後に

僕が一番好きなネタはヤマハ音楽教室を題材にした「OB」です。
レを制する者がハミングを制します。

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