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【バトン連載】縁をつなぐレシピ vol.1 (後編)|2023年4月号|「ひならん」という名のスープ|文:おばんざいbar ひならん」店主 松田和也


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この記事は前半と後半に分かれています。
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「ひならん」で繋がった人たち

フィリピンダバオ市から移住してきて、色んな人のご縁で始まった「ひならん」は、その後、紆余曲折あり、最終的に「コワーキングスペース KLATCH 石垣島」で営業することになりました。現在もこちらで営業中です。

さて、この「KLATCH」のオーナーは人の繋がりをとても大切にしている方です。オーナーのおかげで、色々な方々との料理コラボが実現しました。ですので、簡単にですが、お礼を兼ねて僕がコラボをさせていただいた石垣の方々を紹介させてください。

まず最初はビーガンなイケメン整体師「和泉くん」。彼は数年前に突然ビーガンになると言い始め、ビーガンになってから、生き方そのものが変わっていく様子を間近で見てきました。「ひならん」でもビーガン料理を沢山出しましたが、ビーガン料理を作るのは本当に手間がかかります。彼はそれを丁寧に美味しく仕上げてくれました。今は海の仕事をしてますが、月に一度は整体をお願いしたい。

次に、身体の事をよく知っているエステのプロ「吉盛さん」。僕も身体メンテをお願いしてましたが、あれほどお客さん視点で気を使っている方は知りません。そして普段の生活から「食」に関するこだわりも強く、食材や調味料にもこだわっている方。(因みにひならんで使用しているブレンド塩は彼女から学んだ物です。) 寝かせておくのは勿体無い才能と思いコラボをお願いしました。

そして、今や石垣きっての寿司職人と名高い「石垣 鮨 北倉」の北倉さん。彼の料理は物凄く丁寧で、こだわりもあり、これが職人なんだと、めちゃくちゃ学ばせて頂きました。今や予約の取れない店になりました。流石です!!!

それから、タイ料理を作るプランナー「藤田くん」。カオマンガイの大好きな僕は、是非にと思いコラボさせて頂きました。彼の作るタイ料理は愛があり、本当に美味しいので、もっと自信を持って欲しいものです。クラッチコワーキングでの今後の活躍に期待!

そして、この「場」を提供してくれた「KLATCH」のボス、鈴木さん。元々は彼自身が、コワーキングにあるBarスペースを色んな人が活用して、人が集まる場を作りたいというコンセプトをお持ちでした。スペースには古民家を改装した室内は畳の座敷やソファー。ホンマに家に帰って来たようにくつろげます。隠れ家的なコミュニケーションの「場」としては最高の環境です。今後、この場が色々な方々に利用されて、更に「縁」が広がり色んな人の笑顔が溢れる空間になっていくのが楽しみです。試したいことがある方や飲食をやりたい方!是非、クラッチのボスにお問い合わせください!!

そして最後に、今は亡き「食堂いまいゆ」の小林船長。僕が食のコラボを始めたきっかけとなった方です。彼とはホンマに偶然の出会い。ドミトリーでの飲食営業の準備で荷物を抱えて歩いていた所を声をかけられたのが始まり。更にお店がオープンした時の1番最初のお客さんになってくれた粋な男。そこから仲良くなり、食に関すること、子供達を連れて来れる店などなど、色んな事で意気投合し、コラボが始まりました。海人でも凄腕で、食とお酒にもむちゃくちゃこだわって、さぁ今から理想の形を作っていこうと思った矢先、海へ出たきりとなってしまいました。

「とりあえずやろう!」という、ええ歳にも関わらず勢いだけで行こうとする僕に協力してコラボして頂いた方々、ホンマにありがとうございました!いい経験と言うよりかは、今思い返せば、いい思い出となりました。僕自身を最大限に出せて、むちゃくちゃ楽しかったです。皆さま、本当にありがとうございました。今まで「ひならん」として生きて来れたのは
まさに支えてくださった皆さまのおかげです。

大好きな仲間たち

次の執筆者は…

さて、ここいらで「ひならん」のお話しは終わりにして、僕から次の方へ連載バトンをわたそうと思います。「島の野菜Bistro DRAPEAU」加藤さん、バトン渡します!

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松田和也さん直伝!ひならんレシピを大公開!

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この記事を書いた人

松田和也(料理人/おばんざいBarひならん店主)
1976年生まれ。1990年代は創作料理屋の店主として活躍。2004年からフィリピンに移住し現地日系企業にてフルーツ生産輸出事業に関わる。2008年に同社副社長に就任。2020年に退職し石垣に移住。
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