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【音楽連載】ばあちゃんの歌|本日もくらげ日和!vol.6|音楽と文:RaGmy -具志堅舞-@石垣島
ーきっかけー
前回の記事で紹介した楽曲
「台風13号 / ストライクカンパニー」
兄と東京で一緒に住んでいた時に
兄が作った台風の歌。
その楽曲が作られていく様子を
1Kの部屋の中で聞いていたのだが、
石垣島から東京に移り住んでからの
台風予報の感じ方をこんなにも繊細に捉え、
歌にできるものなのかととても感動した。
私がギターを始めたきっかけ、
歌を書くようになったきっかけ、
たくさんのきっかけが兄である。
![](https://assets.st-note.com/img/1695952894585-NWuFgKgHHD.jpg?width=800)
すぐ上の兄だが、
10歳離れているので、
小さい頃から兄弟喧嘩なんてしたことがなかった。
ー兄の歌ー
兄が生み出す曲全てが大好きなのだが、
その中でも特に心打たれたのが
「ばあちゃんのうた」
父方母方両方の祖母のことを歌っている。
祖母二人とも
百歳越えるまで元気に長生きしてくれた。
兄は祖父からも祖母からも
たくさん話を聞いていたようで、
その話を歌にして残してくれている。
![](https://assets.st-note.com/img/1695952756501-YL5JDYvzVA.jpg?width=800)
衝撃を受けたのが
祖父母の結婚式の話だ。
戦時中、新郎となる祖父が
軍隊の一員となって出征してしまい
新郎不在の結婚式となったそう。
おめでたいはずの式の中で
祖母はどんな気持ちだったのだろうか
そう考えるだけで胸がグッとなる。
そして祖父が無事に帰ってきてくれたおかげで
今こうして私がいる。
そう思うととても不思議な気持ちになる。
ー方言についてー
ここ最近
沖縄の音楽に触れる機会が多くなり、
興味を持つようになった私は
一つとても悔しいことがある。
祖父母や父に
もっと沖縄の方言を習っておくべきだったと。
あんなに達者に方言を話せた人が近くにいたのに
なんでもっと学んでおかなかったのかと
後悔をしている。
本やインターネットで調べるものの、
発音がわからなかったり
本来の意味と違っていたりと
悔しい気持ちになることがある。
方言だけでなく
「もっとたくさん話を聞いていればよかった」
「もっとたくさん一緒に過ごしていればよかった」
失って気がついた大切なものがたくさんある。
![](https://assets.st-note.com/img/1695952849947-KvCeRm1z7l.jpg?width=800)
ー大切なものー
今身近に大切な人がいる幸せを忘れず、
毎日を大切に生きようと
私の大切な人はそう教えてくれた。
こうして今言葉を綴っている十三夜の夜は、
改めて兄が書いた
「ばあちゃんのうた」を聞いて
目が熱くなる夜となった。
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この記事を書いた人
![](https://assets.st-note.com/img/1695953177782-awkHGXZc7c.png)
Ragmy -具志堅舞-
石垣島出身。くらげを愛する唄うたい。幼少期よりのど自慢大会や芸能スクールオーディションなどに積極的に参加し、歌やダンス、ギター、楽曲制作を始める。高校卒業後、東京にて音楽活動を行い、その後沖縄本島へ。2020年に石垣島へ帰郷。キッズダンススクール「cafumusica entertainment 」インストラクター。
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