50代よ、大志をいだけ
こんにちは、まるです。
ご存知の通り、50代、アラフィフ、シルバー世代一歩手前、からの巣症候群世代の私です。
この、40代後半くらいから50代の、いわゆるアラフィフの女性ってすごく中途半端な気がしませんか。
子育てはほぼ終了しているので子育て世代ではないし
老後というには早すぎる。
若くもないし、年寄りでもない。
夫はまだ現役で仕事をしているし、悠々自適の毎日が日曜日の生活には程遠い。
孫の面倒だけ見ていればいいという年齢でもない。
自分自身も世間的にも「何を目的として生きているのか」が見えにくい世代ではありますね。
一生懸命なにに打ち込めばいいのかわからない、というか。
御多分に洩れず、私自身も子どもに手がかからなくなっていくにつれ、
「私はなんの役に立ってるんだろう」
という気持ちが少しずつ大きくなっていきました。
趣味に打ち込むのは自分一人だけの楽しみだし
それなら、と働きに出ると生活は楽になっていくけど、
「これで私は満足なんだろうか」
と思うと、違う気がする。
一体、私は何をやったらいいんだろう?
ようやく
ようやく
邪魔されることなく自分のことに打ち込める時期がやってきたというのに!
考えてみれば、この世に生まれて以来、
寝返りをうつ、ハイハイする、から始まって
体を成長させる時期、脳を発達させる時期、子孫を残す時期、子孫を育てる時期と、ずーっとその時期その時期の役割がありました。
動物の一生をなぞっているというか。人間も動物ですもんね。種の保存という観点から見れば。
動物として、次の世代が成長すればそこで親の役割は終わり、一生を終える、というのが本来の自然の摂理なんでしょうが
いかんせん、寿命が延びたおかげで子育て終了から一生を終えるまで随分と余裕ができてしまった。
人生のエクストラタイム、ロスタイム、アディショナルタイム、なんでもいいですが、つまり今まではなかったボーナスタイムをいただけたわけです。
なんの役割も担わなくていい時間。
今までなかったはずの時間。
これからは、種として与えられた役割、社会から与えられた役割に打ち込むのではなく、自分で決めてやっていけるのです。
なんて贅沢な時間!
今を生きる私たちに、神様がくださったボーナスステージ!
本当なら「何をしたらいいかわからない…」なんて言ってる場合じゃないんです。
何かやらなきゃ!
「私はこうなりたい」って旗を立てなきゃ!
何者かにならなくちゃ!
…そんなこと、わかってる。
だけど、今まで自分の欲求を表に出すのを我慢してきた私たちにとって
自分が今、何をしたいと思っているのか
思い出すことすら難しい。
だけど、思い出すこと、考えることを諦めてはいけない。
すぐには思い出せないかもしれないけど、
何者にもなれない状態は苦しいけど、
諦めてはいけない。
だって、このまま時間が過ぎていくのを見ているままでは
本当に孫の世話に生きがいを見出す人生になっちゃうもの。
ごめんなさい、いいんです。
孫の世話に生きがいを見出したって。
それが本当にあなたの望むことなら。
50代、私たちは何者にもなれるんです。
どんな生き方をするか自分で選べるんです。
私の人生にどんな色をつけていくのか自由自在。
どんな色からどんな色にグラデーションさせていくのもわたし次第。
色のない世界から極彩色の世界にグラデーションするのも
極彩色の世界から色のない世界にグラデーションするのも
全部わたし次第。
50代って自由に色をつけていけるグラデーション世代。
だから今、「やるべきことが見つからない」人とか「目標を見失ってる」人とか
苦しいけど、がんばろう。
自分の声に耳をすましてみよう。
他の誰でもない、自分の声だけに耳をすましてみよう。
私のやりたいことを知っているのは私だけ。
あなたの人生に、あなたの好きな色をつけましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?