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恐怖




初めての感覚に襲われた。全てのことに恐怖心がうまれた。

家から出ること

学校に行くこと

勉強をすること

本を読むこと

大好きな音楽を聴くこと

人と会うこと、話すこと
家族でさえ話したくなかった

物を食べること

スマホを開くこと

テレビを見ること

寝ること



苦しかった。家から出ると言ってもほぼ学校だけど、学校に行く途中猛烈な吐き気に襲われた。誰かと出かける日、お腹が痛くなる、息が苦しくなる。気持ち悪くて吐きそうになる。公共の交通機関を使おうと思うと呼吸が浅くなる。誰かと話していても上の空で、心から笑えない。上部だけの笑み。お腹は空いても食べ物を目の前にすると、気持ち悪くなって吐く。とにかく何をしていてもマイナスなことが頭の中をぐるぐるまわってる。



大切な人と久しぶりに出掛ける日。1ヶ月ぶりぐらいだったからものすごく楽しみで仕方がなかった。でも朝起きてみると、身体が動かなかった。自分の中でなにかが、怖かった。身支度を整えないといけないのに、無理。動こうとすると吐き気がした。吐き気はあるけど、どうしても会いたいから必死に身体を動かした。結局その日は、相手が僕のことどう思っているのか、僕といて楽しいかどうか、僕の事もう嫌いなんじゃないか、無理させてしまっているんじゃないか、色んな恐怖でいっぱいで、何をするにしても怯えながら過ごしていた。でも、相手が別れ際に抱きついてくれた時、好きだよって言ってくれた時ようやく心が落ち着いた。遅いよ、もっと早く落ち着いてよ。もっと楽しみたかった。


この大切な人と出会ってから、愛されるってことを初めて味わった感覚だった。沢山の想いを伝えてくれるし、行動でも示してくれる。今までも愛されてはいたんだろうけど、心から愛されてる、そうは思えなかった。思いたくもなかった。僕だけかもしれないけど、どうしても相手とどこか心の距離を感じてしまっていた。愛される、それはとても幸せなことだと僕は思えた。でも僕はその愛されることにもたまに恐怖がある。相手を信用してない訳ではないけど、不安というか愛されるということが怖くなる。


何がどうしてこの恐怖心がうまれるのかわからない。恐怖心に襲われて何もできなくなる。息も荒くなって、頭真っ白になって、訳もわからない涙が溢れ出て、耳が聞こえなくなって、自分で「大丈夫、大丈夫」って落ち着かせる。

偽りの自分を出し続けて、恐怖に襲われて何もできなくなる。こんなの生きててもどうしようもないんじゃないか死んでも、、、、、って思うことが毎日。

楽しくても、幸せでも、周りに想ってくれてる人がいてもふとした時に恐怖がうまれる。

僕もよくわからない。うまく言葉にできない。うまく言葉にもできないし、伝えることが怖いなら助けなんて求められないし、相手も困っちゃうよね。そんな奴にさ、わかんないけど助けてなんて言われたら、知るかって、



僕と同じ想いの人はいるのかな。辛いけど言葉にはできなくて、伝えることが怖い。でも助けてほしい、話だけでも聞いてほしいっていう人。いない方がいいけど、いたら話聞いてあげたいな。綺麗事言うなって思うかもしれないけど、そうしてあげたい。









勝手にやめろよって思うと思う、

でもね、僕はもうそろ限界。

偽りの僕を演じ続けるなんて無理。

ごめんね、もう疲れた。












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