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変わった景色、変わらない思い出

個人的な用事のために、実家のある栃木県へ帰省しました。

今日は昼下がりの午後3時頃に地元へ到着。
簡単に荷物を整理したあと、近所の公園を散歩してきました。

栃木県では、2022年に国民体育大会(国体)が開かれます。
これに向けた、競技場関連の工事が多くの場所で行われています。

僕の馴染みのあった公園は、野球場などの競技場としても使われていましたが、「歴史を感じる」設備でした。
ここに、国体に向けた改修工事が大規模に行われました。

新しくなった公園の中を歩くのは初めてだったのですが、競技場などを包んでいた雑木林がキレイさっぱりなくなっていました。

公園の中の見通しは何十倍も良くなって、スッキリした、使いやすい公園になったなぁ。
そんな感想を持ちました。

ただ一方で、昔から使ってきた、馴染みのある景色は無くなってしまい、寂しさを感じました。
昔は、公園の中にイチョウの並木道があって、秋は道の上に黄色いじゅうたんが敷かれていました。
その景色は二度と見ることができません。

タイトルの写真に写っているのは、帰り際に見つけた木の実たちです。

公園の中心部は、「競技場」として新しい景色になっていましたが、改修の行われていない場所もありました。

そこで地面を覆う、たくさんの木の実を発見できました。

小学生の時は、木の実を使って工作をしたり、落ち葉を踏んでキレイな音を鳴らしたり…
そんな記憶が頭の片隅に残っていました。
そして、それに気づくことができました。

イチョウ並木も、現実に見ることはもう叶わない。
でも、美しかったあの時の景色は、心に残すことが出来るでしょう。

誰かに景色をそのまま伝えることは難しいだろう。
写真は撮っていないし、言葉にしたら「主観」が入ってしまう。
でも、自分の心の中に残っていれば、幸せを感じられる気がします。

最後にもう1枚だけ写真を載せます。

下水道を覆う蓋のような物。
繋ぎ目には、こういった隙間があります。

小学生の頃は、この穴に何度も足を引っ掛けていた気がします。
気付かずに転んで、膝をすりむいたり…
慣れてくると、わざと引っ掛けて遊んだり…

その景色を作ることは今の僕にはできません。
足も大きくなって、穴に引っ掛けることも難しそうに感じます。

でも、そうして過ごした思い出はずっと残していきたい。
景色が変わっても、変わらない思い出。

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