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読書記録(燃えつきるまで)

恋は振られた方が辛いと思います。振る方よりも。
多分ですけど...。

僕は振られたことしか無いから、振られた方の気持ちはよく分かる。
そしてそちらに肩入れします。


唯川恵さんの作品で何度か目にする文章、

「恋はいつだって追い掛け始めたら負け」

「別れっていうのは片方が駄目だと思ったら、もう駄目なの。両方の意見が揃わなくたって、そうなってしまうのよ。付き合う時は、両方の気持ちが揃わなくちゃ始まらないのに」

その通りです。
過去の経験が思い出されて全面降伏状態ですね。

この作品の主人公、怜子が振られた時、彼女がもしかしたら寄りを戻せるかも知れないと期待する気持ちはとても良くわかります。
でも片方が駄目だと思う恋はもうどうもならないです。 

少なくとも僕の振られた時はどうにもならなかったなぁ。

怜子と耕一郎が、付き合っていた当時のことをお互いが良かったと相手に伝え、物語が締めくくられたのは読者としてはとても良かった。

同じ経験をした事があるので余計にそう思います。

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