名前の由来
いまでこそ、こんなLLサイズに成長したうちの猫だが、はじめて家へ来た頃はもちろん子猫だったので、とてもちっちゃかった。
だから「ナノ」と名前をつけたのだ。
ナノサイズの、ナノ。
新しい環境に不安だったのか、常に飼い主にベッタリとくっついていて、可愛かった。
そのうち慣れてくると、ご飯をねだったり、テレビに釘付けになったりするようになった。
はじめてちゃうちゅーるをあげたときは、「うー!」と唸って大興奮だった。
夜中になると謎のスイッチがはいって駆け回り、やんのかポーズをとるのはいまも変わっていない。
こんな子猫に癒されていたのも過去の話で、いまや、見る影もないでっぷり猫になってしまった。
ダイエット中なので、催促されてもおやつはあげない。
代わりにまたたびの粉をすこし舐めさせる。
すると、ナノの場合は酔うというより、狂暴になる。足に噛みついてくるのだ。
人間でいえば、酒を飲むと暴れるタイプ。
しかし、飼い主の後をつけまくって、夜はベッドで共に寝るのはいまだに変わらない。
やはり、かわいい。
今月で四歳になる。検診を受けさせなければならないが、獣医に体重増加で怒られないかひやひやものだ。血液検査で健康的な数値が出ることを祈っている。
あの頃のいたいけなナノはどこいった?
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