見出し画像

五感で感じる

可視化とか視覚化といった視覚の話のついでに他の感覚についても自分が経験したことを思い出しました。

自分は花粉症はじめアレルギー持ちなんですが、特にこの季節は憂鬱に感じてます。
目はかゆくなるのはもちろん、鼻水鼻詰まりがすごかったのを煩わしく感じていました。

それでも、もう4~5年くらい前でしょうか。
あまりに鼻づまりが嫌だったのもあって花粉の季節が始まる前になんとかしようと地元の耳鼻科に通って相談したところ、

鼻の粘膜をレーザーで焼くことで鼻詰まりを解消できるよ。
という先生の進めもあり、怖いながらもレーザー手術を受けることにしました。

当日は鼻に部分麻酔をかけてレーザーで徐々に焼いていきました。
麻酔はしっかり効いていたので痛みも何もなく無事手術は成功しました。

ですが、手術が終わりしばらく待っていると徐々に麻酔の感覚が薄れていき嗅覚が戻ってきました。

元々鼻は利く方で、割とかすかに匂うにおいも感じ取れる程です。

そこへ麻酔が切れて嗅覚が戻ってくると何とも言えない焦げた臭いが鼻の中を充満していて気持ち悪くなった記憶があります。

しかもいつまでたっても鼻が慣れなくて、手術が終わって病院を出た後も続き ちょうど昼時だったのもあってしばらくぶりに食べたいと思ったラーメン屋に立ち寄りました。
見るからにおいしそうなラーメンと餃子の画像につられるがままに注文して、待つこと数分 待望のラーメンが来たんですが、なんかいつもと違うんです。
見た目はめちゃくちゃおいしそうで、実際普通に食べたらおいしいはずのラーメン 鼻の中がずっと焦げ臭いがために激マズに感じてしまったんです。
視覚的にも食欲をそそりそうで、緬の食感もいい。
けどいつもと味が違うように感じたのはこの焦げ臭さを感じていた鼻のせいでした。

何かいつもと違う感覚というか、目で見て舌で味わうだけでなく匂いも美味しさが伝わる要素だと体感した瞬間でした。

感覚はどれかが欠けることで受け止め方が変わる

いつも視覚の話ばかりしていますが、そうでない感覚についても情報を正常に認識するにはやはりそれなりに条件が揃っていないといけないのだなということが言いたかったわけです。

五感をフルに使うという言葉がありますが、視覚に限らず感覚を大切に日々過ごしたいものですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?