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分かり合うのはなかなか難しい

小西です。

先日、文章を書く、人に伝える、をテーマにしたセミナーに参加してきました。
人に伝えること、分かり合うということ、例え仕事の場であろうがお互い違った背景をもち、”それぞれが感情を持つ人間同士”であることなど改めて意識させられる内容でした。

普段私もコンサルタントという仕事柄、「人に伝えること」「伝えられること」が多いんですが、どうも最近お仕事をたくさん頂く中で接する、多様な方とコミュニケーションをとっていて、
人によって「伝わり方」「伝え方」が嚙み合う(分かり合う)時間が随分違うなーと思うケースに良く出くわすようになりました。


前提が違う
これは、ビジネススクールに通っている最初の授業で言われたことですが 、人によって環境、性格、仕事や職種の背景が違うことから、
”こちらが言っていることを相手が理解するのが当然”という考えは捨てなさい
ということを端的に言われた言葉だと捉えています。

今回のセミナーでも似たようなことを言われていて、
”コミュニケーションの相手を宇宙人だと思え”
という言葉を使われていました。

もちろん極論なのですがここで言われていたのは、
「相手は何を感じるのか、考えているのか分からない部分が多い、つまり未知の生物と思うこと」
という話でした。
「伝わり方は人それぞれ、コミュニケーション相手のことを完全に理解して伝えることは難しいということを肝に銘じて、相手だったらどう思うか?前提を揃えながらコミュニケーションすることを意識しましょうね」
ということだと理解しています。


普段の仕事やプライベートでもありませんか?
・~だと思っていた
・普通~でしょ
・センスの問題
なんて言葉をよく聞きませんか?
これは、自分の感覚や経験してきたことから導かれる何かしらの
「前提条件」があるから出てくる言葉です。

相手が必ずしも同じ感覚、経験をしてきているとは限りません。
性格なども同じではないかもしれません。

そういった相手と分かり合うにはこの前提を揃える。
具体的には
・相手の状況や経験を聞く(情報収集)
・こちらの説明したいことの目的を話す(前提となる情報の提供)
・説明をしつつ、途中の不明点について適宜質問を受け付ける、もしくは相    手の理解を確認する(前提を揃える)

といった行動が望ましいと思いますね。


分かり合うには長い旅路かもしれませんが、 ”同意するまでに話を嚙合わせる”といったところでの前提を揃える行動をしてみてはどうでしょうか。


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