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60点で生きること

今日は午後から夫とカフェへ。

前日に急遽決まり予約していたお店。

予約した時間には私たち以外の人はおらず、
お店の雰囲気から何から素敵で心が躍っていた。

その5分後にはご婦人方がご来店され少し賑やかに。

そのまた5分後には次々とお客さんが。

私たち以外みんな予約なしの飛び込みで来られていたため、
ネットの予約表から人が少なそうな時間を選んだ私たちはあれれと少し笑っていた。

時間と共に元々のお店の雰囲気とは別の空間へ変わっていったが、何はともあれ居心地が良かった。

この2ヶ月間、転職活動という名のお休みを存分に味わっていたが、これといった資格をとったわけでもなく、特別何かができるようになったわけでもなく、劇的に美人になったわけでもなく、私自身変化したと思えることがなかったことでどこか罪悪感を感じている私がいた。

だけど、どうやら考え方の面では自分にとって素敵な変化があったようだ。

つい最近にも思ったが、人生に無駄という時間はないと感じられるようになったのもこの期間のおかげ。

人生は何かプラスを生み出さなければいけないと思っていた私も熱に溢れて嫌いではなかったが、メリット思考がほぐれて少し軽くなった今の自分が私は好きだ。

休むために働いてもいいじゃないかとも思えるようになったし、何よりも今まで自分が無駄だと思っていたその休むということにこそ自分が価値を感じていることにも気づけた。

こんな思いにたどり着いたのも今思えば、お休み期間に自分と沢山向き合い、考えすぎてパンクしたことがきっかけだ。

考えに考え考えすぎたが故に、まぁいっかと。

100点から60点に力を抜いて過ごすことが増え、それがなんだか生きやすいぞ?と思うようになった。

完璧でなくてはいけない、
白か黒しか答えはない、
何が1番か、
何が正解か、
そんな考え方が染み付いていた私にとってこれは大きな変化だ。

考え方が変われば行動も変わり、未来も変わる。

今劇的な何かができたわけではないけど、
この考え方の変化は私にとって大きな意味がある。

何かに追われていつも不安に焦っていた時より、
どう休んでやろうかと振り切った今の方が
生き生きしてる。

人が少なくなってきたカフェの中、
夫はそう伝えてくれた。

そんな彼と話すうちにどんどん自分の欲が湧いてくることに気づいた。

やっぱり私は休むことが大好きなんだ。

だけど、きっと60点を意識しても完璧を目指そうとしてしまう時もあるし、そこを目指した方がいい時もある。

行き詰まっている自覚はなくても、追い詰められている時もあるかもしれない。

だからこそ
ひと休みできるような、息抜きできるような、力が抜けるような、そんな60点の空間を私は自分で作れるようになりたい。

目から、耳から、鼻から、口から、体感から。

私は色んなものから影響を受けて、休むを満喫できている。

私がこの空間をつくる人として参加できることはなんだろう。

明日がまた楽しみになった。

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