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人生__号線

あの時、
違う選択をしていたら、
今どんな人生を歩んでいるんだろうか。


「あの時」というタイミングを全て拾って、
一体何パターンの人生路線があるのか。


漫画「の、ような。」麻生海 著
主人公・希夏帆が言っていた。

人生とは一本道を紆余曲折しながら進んでいる(と思っている)。

わたしは、
分かれ道があって、
進む先(未来)が変わると考えるタイプ。
希夏帆の考えは、
別に進む先が決まっているという意味ではなく、
選択をしていても道を変えているのではなく、
自分の人生を悩みながらぶつかりながら歩んでいる、
ということだと思う。


SFのような、
タイムリープしてやり直したいとか、
転生したいとか、
そういう事ではなくて。
一体自分には何パターンの人生があるんだろうという興味の話である。
そしてそれは、
自分では選べない事柄は含めていない。
あくまでも、
自分自身で選択できることで、だ。
例えば親が違えばとか、
国が違うとか、
性別が違うとか、
そういったことではない。
ある程度自分自身で選択肢をもって行動できるようになった年齢からの話だ。


小学生の頃、
放課後のクラブ活動でお琴クラブに体験入部したことがある。
上級生が琴を演奏する姿が格好良くて、
前のめりで習った気がする。
結局値が張りそうな爪をねだることも躊躇われ、
週一の活動すらも、
家の都合で許可が降りなかった。
母親がとある宗教法人の信者で、
自分はいわゆる二世の子供であり、
放課後は別の活動があるがゆえに許可が降りなかった。
子供だったから、
選択の余地がなかった、
と言えばそうなのかもしれない。
でも、
「続けたい」と懇願したかといえば、
していない。
続けていたらどんな人生送っていたのだろう?


同じような理由だが、
中学・高校と部活動をしていない。
していたら何部に入っていただろう?
そんなことを考えるとワクワクする。
ちなみに中学生になったら、
テニス部に入りたいと小学生の頃思っていた。
通学路沿いにテニスコートが見えていたからだろうけど。


高校生の時、
自分の進路について悩むことがなかった。
大学には進まないと思っていたからだ。
自分の将来が想像できなかった。
やりたいことは、
この先身を置く世界にどう役立てられるのか、
そんなことを基準にしていると、
選択肢が少なかった。
ただ、
ある映画を観て刺激を受け、
英語が勉強したいと思い、
専門学校に通わせてもらうことができた。
兄弟の中でも特例だった。
今の環境に特別感が欲しくて、
卒業後はワーキングホリデーに行こうとしていた。
バイトでお金を貯めようと、
都会で掛け持ちバイト三昧。
時給も良く、
それなりには稼いでいたのに、
結局貯まらず。
というか自分の熱量が下がっていたのだろう。
結局英語とはまったく関係ない方向に進む。
行ってたら今どんな人生?
外国に住んでたりして?
海外の人と結婚してハーフの子供がいたりね。


離婚した旦那と、
結婚しなかった人生なら?
子供がいない人生なら?
離婚しない人生なら?
あの時、
自分の行動を変えていたら?


わたしの人生は多岐にわたる。
のだろうか?


それとも、
行き着く場所はだいたい一緒?


誰にもわからないけど。
でもなんか楽しい。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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