収納が苦手なわたし

 とにかく収納が苦手です。

 うちの父親は大工でした。そして自宅は父親が若い頃に自分で建てた家でした。「自分で建てた」と言うと何やらこだわりがあってカッコいいイメージがありますが、そんな素敵なものではありません。父親は大工としての技術は高かったのだと思いますが、住みやすさという観点はあまりなかったらしく、自宅には収納スペースと呼べるものがありませんでした。遊びに来た友人にも「お前んちなんか変わってるよな」とよく言われてましたが、その当時はなにが変わっているのかわかりませんでした。

 そんな家で育ったので、子どもの頃から物をしまうという習慣は身につきませんでした。例えば、帰宅後脱いだ上着はフック代わりに壁に打ち込んである釘(おそらく不便になったので後で打ち込んだんだと思います)に引っ掛けるか、部屋の隅に雑然と置く感じで、ハンガーに掛けることはありませんでした。これは一事が万事で、とにかく床に置くか、応急処置的に無骨に用意した収納的な何かに収める日々。それが日常でした。

 実家を出て一人暮らしをするようになってからも、その生活習慣のままなので、本人としては整理しているつもりなのですが、なんでもかんでも床に置くので、結果的にゴミ屋敷のような生活をしていました。ただ、それでも一人暮らしをしている分には困りませんでした。(生ゴミはちゃんと処分していたので致命的にはならなかったのもあります。)

 結婚して共同生活をはじめると、この悪しき生活習慣は徐々に露呈します。とにかく片付けられないですし、「ちゃんと収納してよ!」と言われても、よく分からないんですよ。自分で言うのもあれですがやばいですよね。

 その後離婚して時は流れますが、収納問題はいつもつきまとってきます。多少人間らしく衣類の収納は出来るようなったのですが、書類の整理はとても苦手です。

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 娘が小学校にあがると、紙の情報が増えるんですよね。優先度もわからないので、とにかく雑多に分けてそれっぽい感じに納していました。写真のような感じです。けどあくまでそれっぽい感じなので、必要な情報すぐにはアクセスできないんですよ。

 「これはなんとかしないとなぁ」と思い、収納が超絶苦手な私が苦手なりにこの状況を打破しようと思います。この結果は後ほどお伝えします。 

 

 

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