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書いて消して

noteを再整備すると決め、長編小説を書き直し中。
小説のマガジンを作り直して、1本目を書いて投稿。
2本目も作成していますが、イマイチ進まず書いては消しての繰り返し。

プロットを作り、別の場所に仮原稿を用意する形でnoteに移し書き。
そんな寸法でやっているのですが、どうにも流れが掴めずで上手くいっていないような気がしています。
文章を書く時には流れが大事になるので、この問題は見過ごせません。

今まで趣味で小説やらシナリオを書いてみて、勉強の場ではそれを披露して好評をもらい。
仲間の作品も見つつ、講師のアドバイスを参考に地道に知識と経験を積み上げて。
書き方にもテクニックやからくりは色々ありますが、自分に見合うそういうものを選ばないといけなかったり。
長年書いて勉強をして、それも学びました。

それでその結果、何が身に着いたのかと悩む時も多いのです。
自分がセールスポイントに出来ると言われてきたのは、文章の中にある臨場感や、人を不安にさせたり疑心暗鬼にさせる不気味さ。
ぬるりと身近な出来事を取り上げながら、ぬるりと私見を滑り込ませて読者に疑問を投げかけて、その果てに読者に後味悪く考えさせる。

かつて在籍したライター養成のクラスで、講師の方にそんな風に評してもらいました。
読み手に問うだけではなく、ちゃんと自分の意見を混ぜているから潔い。
物事の善し悪しを断言し過ぎないことで、人に考えさせる余白を与えられる。
そう言ってもらえた過去を、今の文章に活かせているのか。
それが分からないので、悩んでしまいます。

物語を書こうとすると、自分の強みが出しづらい部分もあります。
作ろうとしている世界の中では、何かを問うよりも断言し切らないといけないこともある。
自分が作ったキャラクターに、自分の考えを断言してもらわないといけなかったりする。
それを思うと、どうすべきかがピンとこないのです。
小説の中のキャラクターには、成長していく過程も必要。
そんな一面もあるもので、混乱します。
自分の強みと小説のお約束をどう混ぜていくのか、考えるのか。

とりあえず、書いては消しても書く。
それが大前提であり、今のお約束。
チビチビと、今日も書いては消しての繰り返しです。



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