古代支那の遺物

画像1 支那の殷時代に漢字の初源である甲骨文字が彫られたカメ(ヤマガメとハコガメ類?)の腹甲板である。 殷は紀元前1600年頃 – 紀元前1046年まで続いた王朝である。 甲骨文字は漢字書体の一つで、現在確認できる最古の漢字。 #甲骨文字 #骨格標本 #カメ #動物 #爬虫類
画像2 甲骨文字は古代支那で生まれ、発達してきた文字と獣骨を用いる占卜(占い)とが結びついて文字記録となったものであり、亀甲獣骨文字或いは甲骨文とも言われ、占ト骨と呼ばれる支那の遺品である。 占トは亀の甲羅、獣の肩甲骨に占トの内容を刻み、裏側を火であぶり、表面にできる亀裂によって吉兆や行動指針を決めるものだった。 占われていた内容は、祭祀に関するものが多く、狩猟や戦争、天候の予知などありとあらゆるものが占トによって決定されたと言う。

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