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小さな小さなノート術の歴史

無印良品の小さな小さなノートが私の生活に溶け込み始めている。仕事で出かける時にもバッグのポケットにスッと入れて、持ち運びしやすい。遊びに出かけるときの小さなバッグにも入れやすい。そしてこのサイズは持ち運びのためでなくアイディアを書き記す時にもちょうどいい面積だということに気づいた。スマホを二つ並べたぐらいの大きさになるが、思いついたこと、ちょっとした備忘録、今ちょこっとかじっているスペイン語のメモ、全部の事柄を書き切るのにちょうどいいのだ。

先日、友人とノート術の話題になった。お互いのノート術の黒歴史ネタがあまりにも同じで大笑いした。たとえば、一念発起してメモ術を習慣化しようとする。おしゃれなノートを買ってみる。スケッチブックにも手を出したりする。そしてカテゴリー別にノートを作ったりする。でもどのネタがどのカテゴリーに入るのかを考えるのが面倒くさくなる。そして最初の数ページにだけメモが書かれたノートが何冊もたまる。何年か後にそのノートを見つけその数ページを破って再びメモ術を習慣化しようとする。。。など(笑)

私の本棚にも実際そんなノートがいっぱいある。あ!こんなところにこんな素敵なノートが!開いてみると最初の数ページに何やら書かれている。レシピの記録、教材開発のアイディアの記録、笑えるぐらい色々ある。友人が言っていた。「色々分けようとするからダメなのかもしれない。一冊でいいのかも。」多分そうなのだ。一冊にまとめる方が続けやすい気がしてきた。

この小さなA6サイズのノートは夫のノート術を真似たのがきっかけ。当の本人に、どのぐらいのペースで一冊を書き切るのか聞いてみた。答えは約1ヶ月。書き切ったノートは捨てるのか聞いてみたら、きちんと保存しているらしい。あとで見返すこともあるからだそうだ。そして表紙には年月日を記して整理してあるらしい。

私がこのノートを使い始めて数週間だが、今日ちょうど綴じ糸が見えるページに来た。この調子で行くと一冊を使い切るのは時間の問題だ。そろそろ二冊目を買いに行かないと。黒い表紙でグレーの背表紙テープで綴じられているノート。私はどんなふうに年月日をここに書き入れて保存しようか考え中だ。


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