日本政府の財政の話を家庭環境に例えてみた

どうもうつ病で半年休職してましたが、最近復職したマルス@です。

最近Twitterで日本政府の財政や財務省について話することが多くなってきました。

その中でよく話題にあがるのが『国の借金』という表現です。

ことあるごとに国の借金が多くて、返していかないと大変なことになる!というプロパガンダがされています。

確かに一般家庭では借金まみれになれば大変なことになるでしょうが、それを日本という国にそのまま当てはめてもよいものなのでしょうか?

本来であれば一般家庭と同列に語るものではないと思います。

しかし、国が一般家庭に当てはめて変なことを言ってくるので、わたしも今回は日本政府の政策(正確に言うと財務省の思惑かも)を一般家庭の状況に当てはめてどんな状況なのかを説明していこうと思います。

〇ひとつの家庭内のお話

登場人物:父親(日本政府) 母親(日本銀行) 

     子供たち(国民)

父親「いやぁ、借金(国債)が多くて困ったなぁ。私の収入(予算)だけだとどうにも家計のやりくりが出来ない。どうしようかなぁ。」

母親「そんなに自分だけの力でなんとかしなくてもいいのよ。私が少しお金(日銀当座預金)を出したら足りるでしょう?」

父親「いや、出来れば君からは借りたくない。そして、できれば借りることなく、家計の収支を黒字にしたい(プライマリーバランスの黒字化)。」

父親「それに今まで君から借りた借金も返さないといけない。ちゃんと利子もつけて。」

母親「夫婦間で返済の必要もないし、ましてや利子なんていらないわよ(連結決済)。」

父親「いや、だめだ。借金は借金だ。やはりきちんと予算内で支出を抑えて収支黒字を目指さないといけない。よし、子供たちにも話そう。」

子供たち「はーい。」

父親「君たちを育てるための教育や環境にお金がかかっている。そのため、私はかあさんに借金もしている。だから、みんなの力で家計を黒字にして、借金を減らすために協力してほしい。」

子供たち「はーい。」

父親「子供たちは働きなさい。働いた給料の一部を私によこしなさい(税金)。それから、謝金返して、家計黒字にするためには支出も減らさないといけないからな。子供たちを学校にやるお金はありません。なに?勉強してちゃんと稼げるようになりたい(教育や投資)?うちの家計にそんな余裕があるわけないだろう?家計を見ろ!この赤字でどうやって捻出するんだ!そんな余計なところにお金なんて使わないからな(緊縮財政)。」

子供たち「これは働いた給料です。」

父親「なんでこんな程度しか稼げないんだ!これじゃあ、借金を減らすことなんてできないじゃないか!こんなに稼ぎが少ないなら私に支払う分の割合をもっと増やすからな(増税)。子供の人数も限られるから、もっといればいいのになぁ。そうか、養子をとって(移民政策)、そいつらにも稼がせよう。もちろん教育なんて受けさせないけどな。」

父親「はい、これが借金返済分だ。いっぱい借りていて済まない。必ずちゃんと返すから。どんどん子供たちに働いてもらって、早く家計を黒字にするからな。」

母親「そんな身内の私に返済しなくても大丈夫よ。それよりも誰かほかの方からお金は借りてないの?」

父親「他からなんて借りてないぞ(国債は自国消化)。むしろ他のやつに貸しているくらいだからな(対外純資産世界最大)。」

父親「自分たちの家計は自分たちの力で黒字にするものだ。だから、子供たちにはどんどん働いてもらって、家計にお金を入れてもらわないといけないんだ!」

と、いかがでしたでしょうか?

一般家庭に当てはめるとこんなことはあり得ないですよね?

返さなくていい借金を返すために子どもたちの将来を潰して意味のない家計黒字を目指すというもの。

現在の日本政府がやっていることはこんなイメージです。

細かいところは落とし込み切れないとこがあるので、ちょっと違和感ある方もいらっしゃるかもしれませんが(;^ω^)

言いたいことは未来の子供たちのためにお金を使わなければこのままだとまずいってことです。

子どもを貧困化させて、奴隷化させて、採取するだけの今の政策を止めたいということです。

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