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防犯カメラ映像

先日、Netflixで『プラチナデータ』という邦画を観た。東野圭吾原作のSFミステリー物で二宮和也と豊川悦司のW主演の映画だ。物語のテンポも良く、近未来的なセットの作り込みも良いし、逃走シーンでのアクションも中々の出来で、ミステリーの王道と言えるストーリーは東野圭吾原作なので、かなり面白かった。

 主題は、もし国民全員のDNAデータを国が管理する事になったら何が起こるのか?というのがテーマです。

 映画では犯行現場の遺留品のDNAから顔や体型と親族が誰かまで判明して犯人逮捕までが容易な世界を再現していて、確かに実現したら犯罪は劇的に減るだろうなと思えたし、犯罪が起きた後も犯人逮捕も簡単だろうなと思った。

 この映画と似たような話を昔から考えていたなと思いながら観ていた。
 持論と言うか昔から考えている事があって、犯罪捜査で犯行現場近くの防犯カメラに犯人や被害者が映り込んでいないか近くのコンビニに協力を募ったとかの話を聞くたびに、いっそ国か警察が防犯カメラをありとあらゆる道路、国道、県道、市道、町道に隙間なく設置しとけば良くないかなと思っている。

 そうすれば空き巣が犯行現場から出てきて逃走しても、カメラで空き巣の家まで追えるので簡単に捕まえる事ができるだろうし、犯罪も減ると思う。当て逃げやひき逃げも無くなるだろうし、アイデアとしては誰もが思いつくであろう話だ。
 運用にあたってカメラ映像の使用については裁判所の許可が必要とかにしておけばいいんじゃないかとも思う。

 実際に身内が当て逃げの被害に遭った事があったが、その時の犯人は見つからなかった。道路にオイルらしき液体の跡があったので途中まで追いかけてみたが、深夜だったので見失ってしまった。
 監視カメラが設置してあれば状況は違っていたと思ったのが発想の原点かもしれない。

 監視社会とかの反論はあるだろうが、犯罪が無くなる方が住民にとってメリットが大きいと思えるので管理体制が確立されている事を国民に理解して貰う事は重要だ。
 流石にリアルタイムでカメラ映像を見られるのは確かに行き過ぎだと思うので、事件や事故が起きた直前、直後の現場の様子や、加害者が逃走した場合の足取りを追う目的などの、過去に遡って見る事に限定すれば全く問題ない気がすると前々から考えていた。

 今のところ空き巣になる予定はないので賛成に1票入れる事に決めている。


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