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昔のバイク乗り、あるある:バイクは止まるのも楽しい♪?

おはようございます、Martです。
バイクは、いつも一人で乗っています。

昔はたまに、気のおけない仲間たちとツーリングにいくこともありましたが、最近はもっぱら、ソロツーリングしかしていません。

昔のようなバイク仲間がいなくなったのもあるのですが、
仲間によって行動を制限されるのが面倒なので、
仲間を募ったりすることもなくなりましたし、
誰かに誘われても、群れの中で走ることが苦痛なので、
お断りしています。

まあ、その辺りはその人の信条だと思うので、
特にいいとか悪いとか、ではないのですが、
ぼくは断然、“ソロ”派です(*^^*)。

そんなぼくがこれまで経験した「失敗談」をまとめたいと思います。

昔のバイク乗り、あるあるw その①

ここで敢えて「昔の」と書いたのは、
今のバイクの状況とはかなり違ってしまっているので、
必ずしも現代では“あるある”じゃないかもしれない、と思うからです。

ではまず一つ目は、「キルスイッチ」の問題w。

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「キルスイッチ」とは、エンジンをすばやく「切る(Kill)」ためのスイッチで、エンジンへの電気供給をカットすることで止めるものです。
大体バイクの右のグリップについている、大きな赤いボタン(のことが多い)のことですが、こいつが時々、やらかしますw.

バイクは転ぶもの、ですよね。
2輪では自立は出来ませんので、止まっているときは必ずスタンドを出すか、人が支えていないと倒れてしまいます。

走っている状態ではジャイロ効果で自立しますが、なにかの拍子に倒れてしまうことも往々にしてあります。

この時、エンジンが掛かったままだと、ガソリンタンクからガソリンが漏れ出し、運が悪いとプラグのスパークの火花が漏れたりして、引火することもあるのです。

引火しないにしても、後輪がまわり続けていた場合は、あらぬ方向に動いてしまい、大変危険な状況となります。

また、アクセルのワイヤーが引っかかったりして戻らなくなるトラブルにも対処可能です。

こんな事故が昔は多かったのでしょう。
そのためある時期から、このキルスイッチがバイクには標準装備となり、ぼくのバイクにもそれが付いていました。

しかし、右手のグリップ辺りについている大きなスイッチは、結構さわっちゃうんですよね〜^^;。

バイクに乗り始めのころ、夜の街を走っている最中に、やっちまいました!
なんかの拍子にグローブ越しにこのスイッチを押してしまったようで、突然エンジンがプスンと止まったまま、うんともすんともいわなくなりました。

セルをいくら回しても、エンジンが掛からない…(´・ω・`)
パニック!

幸い早目の時間だったのでしばらく押して歩いて、開いていたガソリンスタンドに駆け込みました。

ぼく:「突然エンジンがかからなくなったんです!」

店員さん:「………、これじゃないですか?」(パチン)

セル一発で、無事にエンジンが始動しました…^^;


これ以降はさすがに学んで、エンジンが意図せず止まったらまずこのスイッチを疑うことにしてます。

バイクで深夜に帰宅するときなど、たまにキルスイッチでエンジンを切って惰性で家に入ることがあるのですが、たいていこの次にバイクに乗る時には切れたままになっていることが多いので、注意が必要です。

あまりセルを回し続けると、今度はバッテリーが上がってしまいますね。
ご注意ください(*^^*)。

昔のバイク乗り、あるあるw その②

次にバイクが止まったのは^^;、やはり夜でしたw。

市ヶ谷駐屯地(現在の防衛省)の前を走っている時に、いきなりエンジンが止まり、そのまままったく動きません。

今度はキルスイッチも確認しましたが、オンのまま。
はて、どうしたもんかな?

電装系が全て切れてますので、電気系のトラブルだということはすぐわかりました。
なにせぼくは、アマチュア無線もやっていたのです!w

もしかして、ヒューズ

すぐにシートを開けて、バッテリーの横についているヒューズボックスを覗くと、暗がりの中で、多分切れてる感じでした。

しかし、ヒューズが切れる、ということは、何かその原因があるはず…。

それがわからないと、予備のヒューズに変えても、またすぐ来れてしまいますね。

ムムム…、なんだろう?

街灯の下で、小一時間もながめていたでしょうか?

ふと左側のマフラーの下に、なにやら電球のようなものがついてます。
トラックのデコレーションに使われるような、小型のランプですが、
実際には点灯していなかったので気が付きませんでした。
(以前の○走の方の定番アイテム「ほたるランプ」でした)

よく見ると、それに配線されているケーブルが切れて、地面にブラさがってます。
あ〜、これか…。

ランプに電源を供給する電線にはプラスの電流が来てます。
これがフレームやマフラーなどのアース(マイナス極)に接触すると、いわゆる「短絡」状態となり、ヒューズが飛ぶ仕組みになってます。

すぐにこの電線を束ねて他の部分に接触しないようにして、ヒューズを戻したところ、無事電源が戻り、バイクは復活しました。

やれやれ…。

上記の2件は、いずれも最初に買った中型バイクの「Kawasaki Z400」というバイクでした。

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昔は上野の高速道路脇には「中古バイク街」があり、ぼくもそこでバイクを買ったもので、○走上がりのバイクを掴んでしまったようです。
(今も多少残ってますね)

そしてその半年後、あわれZ400ちゃんのエンジンは逝ってしまいました…^^;。

ぼくはぜんぜん無茶な乗り方はしてなかったのですが、エンジンの調子がどんどん悪くなりその後ストップ。

近所のバイク屋に持っていったら、「腰上交換」といわれ、その場で買い替えを決めましたわ…。
ちなみに「腰上」とは、エンジンの上半分を交換することで、結構費用がかかります。

中古車選びは、エンジン音などに注意して行いましょう(´・ω・`)。

昔のバイク乗り、あるあるw その③

今のバイクや車の燃料供給にはインジェクションと呼ばれる電子制御の噴射ノズルがついていますので、エンジン始動やアクセル開度によるレスポンスなども向上し、メンテナンスもほとんどしなくても良くなってますが、
その当時は当然のように、キャブレターがどのバイクにもついてました。

これがまた、いろいろ難しかったので、それなりに苦労もしました。

ヤマハの初期型SRX600というバイクに乗っていた時には、始動するのには“儀式”が必要で、毎回それを忠実に行わないと動いてくれないバイクでしたw。

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まずはスイッチがオフの状態で、空キックを10回ほど行います。
季節に応じて、チョークレバーを調整しながらです。

その後、一呼吸空け(5秒くらい)、おもむろにメインスイッチをいれ、
思い切ってキックを一発!

これで大体、起きてくれましたw。

シングルのくせにキャブレターが2つ付いていたので結構クセのあるエンジンでしたので、慣れるまでは苦労しましたが、慣れてしまえば「俺のバイク」感が増し、愛着が湧いたものです。



これはこの程度で済んでいましたが、済まなかったのが同じくヤマハのRZ250というバイク。
水冷2スト2気筒で35馬力を発揮する当時としては高性能エンジンを搭載していましたから、その分ピーキーな特性のエンジンで、下の方の回転数ではモゴモゴしてあまり走らなかった思い出があります。
そのかわり、回すと怖いくらい速かったですが…。

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高性能を維持するためには、やはりメンテナンスが大切で、タイヤや足回り・プラグなどは小まめにメンテナンスしていたのですが、ある時ツーリングに行き、東松山の森林公園の駐車場でエンジンがかからなくなりました。

プラグを外して点検したのですが、それほどでもない。

はて…、どうしよう。

とそこに、何処かの知らないベテランライダーさん、登場!

なんと車載工具だけで、キャブレターを外しはじめました!

キャブの下側にあるチャンバー室のネジを外してメインジェットを点検すると、見事に詰まってましたわ〜。

ガソリンが腐って、メインジェットの小さな穴を塞いでいたのですね。
へ〜、そんなことがあるのか。



どうりでその前もなんとなくエンジンがもっさりしてたもんな〜。

その人曰く、
「エンジンをぶん回して乗ってないと、こうなるよ」と。

ツーリングなので、燃費などを気にしつつモサモサ走っていたのが悪かったのか?
まあ、エンジンを回してても、詰まるときは詰まるのですが、
それもまあ、一理あるのかな?
とにかく、その後は問題なく走って帰ってこれましたから、感謝感謝!

それからバイクのキャブにも注意が行くようになりました。

トライアル競技の場合、いろいろ姿勢が極端に変わったりするので、キャブレターの調整は難しいかったです。
試合や練習の後は、キャブレターは毎回のようにバラして整備してました。

バイクは、楽し〜♪

ま、そんなわけで、これまでの「やっちまった〜」というお話をいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

今のバイクのように、燃料計など付いていなかった頃は、ガソリンコックでもいろいろやらかしちゃったり、自分でつけたバックステップのネジの締め付けが弱くて、高速道路走行中に脱落した、なんてこともありました^^;。

まあ、おかげさまで大きな事故などはなく、ここまで来てますが、
その分、小さなやらかしはずいぶんやってきました^^;。

今となってはどれも“良い思い出”と言えますが、その時には冷や汗もので、
ちゃんと帰れたときの喜びもひとしおでしたわ。

こんな経験をしつつ、バイク乗りとして成長していくのでしょう。

皆さんも事故などには十分お気をつけて、
“バイクのある人生”を楽しんでいきましょう!

ではまた!

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