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何が強みになるか、わからんな…

おはようございます、Martです。

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皆さんおっしゃっているように、とても励みになりますし、どういう記事を書いていくのがよいのかの参考になりますので、これからもよろしくお願いいたします。
また、コメントも募集しておりますので、こちらもよろしくです!

さて今日は、昨日に続き“撮影場所”のお話です、が、今回はその魅力の在り方についてちょっと考えてみました。
古さ、朽ち方、年輪など様々な言い方が存在しますが、その素材の上に何を載せどんな表現ができるか、その環境を提供する側の試行錯誤も入ってますので、よろしくお願いします(*^^*)。

週に2〜3回、木更津に通ってます

表紙の写真は、私が以前勤めていた会社の所有する倉庫の内部です。
実は昨日も行ってました。金曜日の朝にも行ってたのです。ご覧のように内部は使われておりませんので、いわゆる“倉庫管理”の仕事で行っているわけではありません。
詳しく述べるわけには行かないのですが、先日ご説明した“ロケーション(撮影関連)”に関するビジネスのお手伝いに行っているのです。

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内部はこんな感じ。ガラーンと広大な空間が存在するのみですw。

実はこの空間が大人気ビジネススポットとなっております。

最初は入るのも躊躇する廃墟だった

この倉庫、今は徐々に修繕が進んでおりますが、一昨年の今頃は雨漏りは滝のようで酷いしホコリは1cmくらい積もっているし、壁は破れて雨風が入り放題の、正に“廃墟”でした。(それでもその直前まで倉庫として使っていたというのが、さらに驚きでしたw)

当時その場所に行くと「絶対なにかいる…」っという気にさせられましたわ。一人で入るの、まじ怖かったw。当時は室内にいろいろ物が残っていたため奥まで見通すことが出来なかったので、そう感じたのでしょう。

奥には2階もあるのですが、そこには古い木工用の工具類と何かの貯蔵庫になっており、こちらもいろいろ出てきそうでした。
何よりこの中に入ると靴が一足ダメになるくらいの埃のダメージを受けるので、見学者にも入ることをご遠慮願っていたものです。

その後、いろいろあった内部のガラクタを完全に処分し(捨てるの勿体無いものもありましたが)、天井や壁の補修をし、床をアスファルトで舗装したお陰で、現在の容姿となっています。
今後も徐々に補修を進め、“倉庫”としての機能も復活させたいとの意向があるようです。

残念がる声もあるが…

改修が進む一方、それを惜しむ声も多くあります。
確かに“廃墟”としては立派なもので、ついぞ観たことのないおどろおどろしさや背筋が凍る様な不気味さを兼ね備えてましたから、“その種のマニア”向けの映像撮影などに需要は多いと見る方々からです。

結果として、会社は将来的にはまた倉庫として貸し出す事を考えて、改修に舵を切ったのですが、上記の“廃墟感”は薄れたもの「普通に使える撮影場所」として現在はそこそこの回転率で利用されています。
極端にマニアックな景観は、確かに最初はインパクトが強いものの、多用されれば飽きられるし、インパクトも薄れていきますので、そういった印象での需要を求めるよりも、多様性を活かして長く使ってもらえるスペースにしていくことがビジネス的には良いのかな、と今にして思うことですね。

現在はダイナミックな空間景観が“売り”

昨日の撮影時にも撮影隊の方が仰っていたのがその“迫力ある広がり感”とでもいいましょうか、ダイナミックなスケール感が良い、という事です。
写真だけではナカナカ伝わらないと思いますが、天井の高さと奥行き感(奥の天井が低いので余計感じる)が、あまり観たことないレベルかもしれません。
もちろん、世の中にはこういった巨大な内部構造を持つ建造物(東京ドームのような)はたくさんあるのですが、ここは一種独特の雰囲気があります。年輪を重ねた枯木のような、朽ちていくものへの哀愁というか、まあ、雰囲気としか言いようがないのですが…。

周りの景観も特徴的

こちらの倉庫のもう一つの“売り”は周りの景観もあります。

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いわゆる“船着き場”とはちょっと違う、荒涼感がある港湾風景です。
決して作り物ではない、全く別の目的で作られたこの建造物が、時を隔ててひと味もふた味も濃厚な味わいを醸し出している、とでも言えばよいでしょうかw。今は使われていな装備類も、その朽ち方がいい味出してます。
また、普通の人は立ち入ることのが出来ない場所にあることの希少性も、魅力を高めています。

まだまだ他にもあるかもしれない

っというわけで、今回は「何が商品力を高めるか?」ということをちょっと考えてみました。本来の目的を発揮しにくくなった物でも、新しい見方や目的で考えれば、とんでもない魅力を発揮するという良い例がこの倉庫かなと思います。
皆さんの周りでも、ちょっと考え方を変えれば“売れそう”な物があるんじゃないですか?
もう一度、周りを見回してみましょう!

ではまた!

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