年越し/はれもけもない
0:45
今頃部屋は大きな空洞がまた口を開いていて、しかし飲み込まれるべき私はぎりぎり飛ばされない粒子の集まりになってここに居る←内神田から大手門。
1:33
車の列が、車の光が液状に化して、美しい線がぐるぐる廻っていて、リアルなのは墨にうつる無数の街燈の灯りばかりです。
2:48
贔屓の外苑東は、六本木が舐めると甘くて歩道が酒浸しだし腹立たしくなった、
私はしらふだし車道の中央線が空いていたので歩いていたら、
警察官につよく引き戻されたこの酔っ払いが!
4:18
欧米人少年かと思ったら、ひょろひょろした中目黒在住の日本人のおとこのこでした。
残念ながら男子は、酔い潰れても送って行っては貰えない慣習なので、閑散とした駅で放置されてうろつくその姿はコミカルで、私は愛着が湧いたのです。
眠っちゃわない様に見張って居て
と言うのでコーヒーを分けてやりながら電車が来るのを待ちました。
2006
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