富士登山(2022.07.02-03)

こんにちは、まーしゃるです。

念願だった富士登山をしてきました。山小屋での一泊二日の王道コースです。

まず富士登山のルートは
・富士宮ルート
・御殿場ルート
・須走ルート
・吉田ルート
の4つがあります。

それぞれ距離や傾斜、山小屋の数などの特徴がありますが、今回選んだのは山梨県からの吉田ルートでした。理由としては唯一7月の初めから山開きをしていたからです。あと初心者向けということもあったためです。

富士スバルラインという有料道路で5合目まで一気にマイカーで上り、車を止めて歩き出しました。涼しくて、空気が薄い・・・

5合目からの登山道を登り出すと、緩やかな傾斜で登っていくのが心地よかったです。まだまだ余裕。ただ思ったよりも距離が進まないのが心を削っていきます。山頂まで6kmとか書かれていたら2時間くらいで到着すると思ってしまいますが、それは平地での話。実際は1時間に1km進むかどうかという感じです。

6合目からチラホラ山小屋が見えてきます。売店やトイレなどがあり、登山客を助けてくれます。麓の常識とは異なるのが、商品が非常に割高であり、トイレが有料というところです。資源に溢れている麓と違い、登山道はとにかく物資や水が不足しがちです。仕入れるにもひと苦労なため、価格は高くなります。

7合目からはゴツゴツとした岩場が現れます。油断すると普通に危険でした。つまづかないように注意して登って行きます。自分を含んだ3人は特に問題はなかったですが、顔や膝をぶつけてしまえばそれなりに悲惨な状況になっていたでしょう。

8合目の山小屋を予約していたので、そこを目指して登っていたのですが・・・なかなか到着しない。8合目に入って充分登っているはずなのにまだまだ。体力が削られていくのが分かり、ペースをあげて登ろうとすると頭がクラっとする。これは高山病を舐めるなという山の神からのお告げですね。

登り続けてやっと3,400m地点。ついに到着してチェックイン。わかってはいましたが、寝床が狭すぎて眠れませんでした。個室などではありません。カプセルホテルの簡易版みたいなもので、プライベートも何もありません。特に大きな柱が横に走っており、仰向けに寝ている自分の眼前にあるのがとても窮屈。そのほかにも顔に当たる照明や、周りのイビキや歯ぎしりが聞こえます。6時間眠る予定が、おそらく睡眠時間は2時間弱・・・醍醐味醍醐味!

早朝2時に起床、そこから簡単に準備をして登り出します。山小屋を出た瞬間から人の多さにビビります。こんなにいるのか、と。

9合目~山頂まではひたすら登ります。照明もなく地面が暗くて見えないためにヘッドライトはほぼ必須です。実際には友人が買ったヘッドライトの明かりを頼りに歩きました。自分も買っていたのに持ってくるのを忘れたなんて恥ずかしくて言えません。
当然登って登って登るだけなのでとても身体が辛いです。早く終わらせたいと思って終わるものでもないし、無理をすれば酸欠で気分が悪くなります。ペース配分はとても大事。

山頂についたら友人とハイタッチしてご来光を拝むため待機。寒い。とにかく寒い。測っていないけれど気温はおそらく5℃以下。インナーダウンは持ってきていたけれど、自分より薄着の友人にレンタル。優しすぎるだろ。

低気温と強風に耐えながら見たご来光は美しいものでした。ああ良かったと思いながらも寒さには勝てない。いつまでも待てないので下山の準備をすることに。というより帰ろうという決意。ここから地獄の下山コースです。

後半に続く。

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