見出し画像

トワイライト3

前回までの話はこちら↓↓↓

さて、1ヶ月ぶりにスワンナプーム空港に着いた親友と私。1歩空港を出た瞬間むわっとした空気が私たちを襲う。あぁ…これよこれ。帰ってきた。(もう勝手にホーム気分。笑。)とりあえずタバコを吸って送迎の車の元へ。私たちは送迎付きの3泊5日のフリープランをこの先何度も利用する事になる。とりあえずタイに無事に着けたことでテンションが上がる。早く日が暮れないかな。

日が暮れてまともに食事もとらないままタクシーに乗り、トワイライトを目指す。1ヶ月ぶりの景色。着いて早速ゴーゴーバーへ。ハイネケンを頼んで、あのバーで見かけた彼を探す私。だが、どこにもいない…。入れ替わりの激しい世界だからなのか、彼には会えなかった。でもせっかくタイまで来たんだ。はいそうですかと簡単に諦めてたまるか。笑。

私は鞄からデジカメを取り出し、バーで彼と撮った写真を見せて彼は店を辞めたのか?それとも今日は休みでまだ働いているのか?と不慣れな英語で聞きまくる。そうしたらボーイの1人が彼の携帯に連絡をしてくれて、なんと2時間後に彼が来るらしい。まじか。たった1度バーで声をかけた客でもない日本人の女が自分を探してるなんて、私が逆の立場ならそんな人怖すぎるわ。笑。

2時間空いてしまったので、親友とゴーゴーではなくマッサージにも行ってみようと話をする。もちろんここトワイライトにあるのはボーイズマッサージだ。(要するにゲイ向けの性感マッサージ。)女でも入れるのかな~?と思いつつ受付に行くとなんなく入れた。笑。そして男の子を選んでマッサージをしてもらい、徐々に性感マッサージへ。でもあんまり上手くなかった気がする。ちなみに親友はここでお気に入りの男の子を見つけた。笑。

2時間後、例の男の子がお店に出勤してくれたのでペイバー。親友はマッサージ店の男の子をペイバー。4人でお寿司を食べに行って、タイ語なんて分からないからみんな片言の英語で意思疎通を頑張った。笑。でも言葉が通じない方が楽しかったりするかもなぁなんてちょっと思ったり。手なんて繋いで歩いて凄く新鮮だったのを覚えてる。普段手とか繋がないしね私。

仲良く4人でホテルに行って別室に別れてやる事やったけど、本当にここでの後悔は4Pしとけば良かったって事。笑。そんな機会なんて絶対ないし、あの時やろうと思えば絶対やれたねと今でも親友と盛り上がる。それくらい刺激的で舞い上がっていた夜だった。男の子達がいつまでタイにいるのかと聞いてきたので明後日と答えたら、明日はお金なんていらないからまた会おうと言ってきた。「nine clock here!」みたいなやりとり。笑。

次の日もその次の日も4人で遊んだ。シンハービールで乾杯して言葉も通じない男の子達とキラキラとした時間を過ごした。全然苦じゃなかった。クラブではレディガガが流れていて、あれからレディガガを聞くとタイを思い出しては浸ってる。それから次の月もまた親友とスケジュールを合わせてバンコクへ。完全にハマってたね。笑。確か東日本大震災があって、自粛で行かなくなって終わったなぁ…。

あれから約10年がたち、トワイライトが消えたと知った。他の場所に移転したのか、何なのか。入口が封鎖されている写真を誰かのインスタで見た気がする。私は何となく心にぽっかり穴があいたような気持ちになった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?