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私がこれまでに諦めた夢

さて、たまには真面目な話でもしましょうか。


私はこれまで色々な「夢」を目標に、努力してきました。

内容も方向性もまったくバラバラ。でも、私が「本気でやってみたい」って思った事は結構あったんです。

…その殆どは、身体の影響で諦めることに。

自分の中に気持ちを留めておくだけではもどかしいので、表に出して見ることにします。




①カウンセラー


私は色々な人の話を聞いてあげるという機会が多かったです。

老若男女問わず、色々な人の話を聞いてはちょっとしたアドバイスをしたり、勇気づけてあげる。そんな経験から、カウンセラーというものに興味を持ち始めました。

カウンセリングの資格も取得したのですが、人と話をする際、大雑把でやや投げやりな言葉かけになってしまうんです。相手の気持ちを重んじた発言がしづらく、「こうでもない、ああでもない」と何か話すまでに凄い時間がかかってしまってました。

私はどちらかと言えば、人を勇気づけたり元気にさせる方が得意です。

相談しに来た人を逆に不愉快にさせてしまったり、不安にさせてしまったり…私の言葉はカウンセリングには向かないとはっきり理解し、諦めました。


②アロマテラピーインストラクター


カウンセリングを諦めて1年程経ち、丁度自分について模索し出した頃、アロマに興味を持ちました。私、小さい頃は何でもかんでも匂いを嗅いでいたらしいので、これも好きかもしれないと思って触れてみました。

こちらも資格は取得しています。また、現在もアロマへの関心は薄れていません。

年会費12000円を払う会員制の協会にも加入し、本格的に取り組もうと思っていました。それほどまでにハマっていたんです。

しかしこれを取り込む頃には既に仕事で体を壊しており、まともに働く事も困難でした。バイトやパートですら危うい身体だったため、インストラクターなんて夢のまた夢だなと、行動前からあきらめムードでした。

それでも、勉強自体はきっちり行ってました。


③ゲームクリエイター


少し前に遡りますが、工業系の大学に入った理由がこれでした。

他の記事でもある通り、私はゲームが大好きです。様々な価値観はゲームと共に作られたと言っていいくらい、身近な存在。

遊んでいる内に「自分もこんな人をわくわくさせるようなものを作ってみたい」という思いが募り、目指そうと思ったんです。

が、大学でプログラミングに取り組んだものの、仕組みを全く理解できませんでした。4年かけても簡単なプログラムすら製作することしかできず、ほぼぎりぎりで大学を卒業する形に(寧ろ卒業出来たことが驚き)。

教授に質問しに行っても、逆に教授を困惑させてしまうばかり。3年になる頃には「自分ってこの世界には向いてないのかな…」と思うようになりましたね。

が、ノベルタイプのゲームはまだ作ってみたいという思いはあります。一時期は実際に自主制作していた時期もありました。


④紅茶ソムリエ


コーヒーよりも紅茶の方が私は、もっと紅茶の事を詳しく知りたいと思い独学で紅茶について学びました。

ネットを調べると「紅茶検定」なるものを見つけたので、興味本位で受験しようとしたら少し時期が外れていたので、とりあえずテキストで学んでみることに。

紅茶の知識を得て楽しみ方が倍増し、「ソムリエっていうのも面白いかもなぁ」と思ったのがきっかけです。紅茶の専門家という肩書も、なかなか良かったもので。

ですが、これも体の事を考えると尻込みしてしまいました。これを考えていたのはアロマの時よりも後で、心身共に疲弊が限界に来ていた頃。もはや、夢を考える余裕も持てない状況でした。

紅茶に関する知識は得たものの、その後の事を考えて諦めることに。紅茶検定も、結局受けずじまいとなりました。


⑤臨床心理士


カウンセラーを目指したいと思った裏で、臨床心理士に憧れた時期というのもありました。

カウンセラー自体は実は資格が必要なく、いきなり開業をすることも可能なのですが、こちらは条件が厳しい狭き門となっています。


①以下の条件のいずれかを満たす(受験資格を満たす)

  • 指定大学院(1種・2種)を修了し、所定の条件を充足している者

  • 臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者

  • 諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者

  • 医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者

②臨床心理士の資格試験を受験する

③合格後、臨床心理士として認められ、活動することが可能に


詳しい条件については、以下のサイトから確認できます。


要は「試験に合格しろ」という話なのですが、その前提条件が私にはとても厳しかったです。

指定大学の履修はお金がなくて不可能。臨床の実務経験もない私には、あまりにも高すぎる壁でした。興味本位で慣れる職業ではないなと、実感させられました。


以上、私が過去に諦めてきた夢でした。


夢を叶えるには「土台」が必要です


人間、誰しもかなえたい夢とかなりたい存在って必ずあると思います。

ですが、夢を叶えるには土台がしっかり固まっていないといけないのではないかと考えています。

以下の図は、マズローという方が考案した「欲求定理ピラミッド」です。

マズローの欲求ピラミッド

生理的欲求・安全の欲求は自己実現における全ての土台であると分かります。つまり衣食住で自分が整っているかどうか、ってわけですね。

地盤の緩い土地に家を築いても、すぐに崩壊してしまいます。それと同じく、上記2つが安定しなければ何もかも上手くいきません。

私は「土台そのもの」が崩れています。体の痛みから来る呼吸の苦しさがあり、思うような人生が送れない日もしばしば。1日横になってる日も、稀にですが在ります。

地盤が緩い舞台で踊り続けているのです。これで自己実現をかなえようなんて、無謀そのものだと感じてますね。

ですが、私は待っているのです。

踊り続けていれば、いつか地盤を固めてくれる存在に出会えるはずだと。

時間はかかっても、自分の事を表現し続けていけば、新たな出会いに繋がると信じています。ちょっと詩的表現っぽくなっちゃいました。


以前の記事でも訊ねた事はあったのですが、もう一度ここで問います。

これを見ているあなたは、今「健康」でしょうか?

それはとても素晴らしい事です。土台が固まっているのですから、どんな趣向の家でも建てることが出来ます。

どうか、夢と希望を持って毎日過ごしていただきたいと思います。


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