58歳の映画備忘録 2024.1

2024年の始まりは「ショコラ」です、「午前十時の映画祭13」です。この時期の「午前十時の映画祭」に上映される作品はいつも私の好きなジャンルですね!「シカゴ」「キャバレー」そして今回の「ショコラ」…

舞台はフランスの小さな村、教会の前に広場があって、広場には銅像が建っている、今もフランスの片田舎にありそうな、でも時代は少し昔のお話です。
赤いマントを着た母娘がたどり着いた村で、開いたのはチョコレートショップ。保守的な村人がこわごわ訪れると、母親はその人にぴったりなチョコを一粒選んでいきます。(カカオは昔は薬だったのです!)
それで閉鎖的な村人の心に変化が現れて…なんて書くとハッピーエンドのようですが、そんな簡単には行かないのですね。

この辺までのストーリーは知っていたのですが、驚いたのが母親が作るチョコレートが超本格的なこと!テンパリングやコーティング、ナッツの扱い…エンドロールで有名チョコレートブティックの名前が出ていたのも納得です。そして母娘のカラフルなファッション、お店のディスプレイも素敵です。細部までじっくり観察したい…

差別的で悲しい場面もありますが、最後までチョコレートの甘い香りに包まれた、優しい作品でした。
バレンタインデイも近いですしね🌹
では、また!

(2023.1 TOHOシネマズ錦糸町オリナスにて鑑賞)



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