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関ジャム完全燃SHOWを見て

こんばんは。沖縄に住む音楽好きの主婦、マロングラッセです。毎日投稿6日目。

まず最初に、

全ての地球上の生命体よ、コレを見るのだ。

関ジャム 完全燃SHOW
関ジャニ∞ レコーディングの裏側"270日の記録"
https://tver.jp/episode/82101234


2/7──関ジャムの放送日。私のTwitter(オタクアカウント)のTLは涙で溢れかえっていた。
天邪鬼な私は、絶対に泣くまい、と言う謎の決意を胸に、リモコンの再生ボタンを押した。

『関ジャム〜』といえば、テーマに沿って音楽を紹介していく番組。だが、この日はいつもとは違った趣旨だった。

【"ボイトレ特別編"関ジャニ∞270日の記録】と題して、メンバー大倉忠義が主演を務める『知ってるワイフ』の主題歌、『キミトミタイセカイ』のボーカルレコーディングの270日間に密着。プリプロと収録の変化をそれぞれ個人個人にスポットを当てて紹介していく、というもの。

上手く出来ない自分に「ヘタクソっ!」と悔しがる人、全否定を受け容れてRECまでに直して来る人、「こう歌いたいのっ💢と駄々をこねる人(カワイイ)、自分が知らない自分を知る人…色んな人がいた。

その中でも、誰よりも成長を見せた人がいた。前回のボーカル回では「自分の力量を知るのが怖い」と、頑なに歌から逃げていた、横山さんだ。

横山さんの歌は、正直ファンの私でもお世辞にも上手いとは言えなかった。本人も「自分が歌うと迷惑がかかるから、歌わない方がいいと思ってた」と発言していた(この発言には少し心が痛んだ)。

そんな彼が、言わずと知れた超高音曲であるKing Gnuの『白日』を、音を外すことなく歌っていた。そして、新曲『キミトミタイセカイ』では地声と裏声を行き来するパートを任され、見事に歌い上げていた。

初めて聴く彼の裏声は、繊細な彼らしく、とても綺麗で、美しいものだった。(実際はYoutubeで先に聞いてたけどね。なんか綺麗に書きたくなってしまった。笑)

少し話は逸れるが、前々から横山さんとは性格が似ているな、と思っていた。

長男気質なところ。
必要以上に人の目を気にしてしまうところ。
悪いことを言う時に片方の口角だけが上がるところ。
面白いノリに入りたいのに入れないところ。
何でも勝ち負けで考えるところ。
いつまでもヤンキー精神健在なところ。
死ぬほど負けず嫌いなところ。
好きな人ほど口が悪くなりイジるところ。
おおらかに見えて、とても繊細なところ。

挙げ出すとキリがないほど、彼との間に共通点を見出し、知らず知らずのうちに彼に自分を重ねていた。

そんな横山さんが苦手としていた歌に挑み、向き合う姿が、響かない訳がなかった。

冒頭の決意はどこへやら。
しっかりぐっしょり泣きました。

音楽番組という枠組みには収まりきらない、ひとつのドキュメンタリー。
言葉や歌ではなく、何よりも人が努力して成長していく姿が人の心を動かすし、説得力があるんだな、と改めて思った回でした。

歌番組に出るたび話題に上がる「関ジャニ 歌下手」という文字。言わせとけ、と思いつつも、否定しきれないのが辛かった。

アイドルの仕事は多岐に渡る。ドラマに舞台、レギュラー番組の数々。ダンスにアルバム制作、後輩を見てる人だっている。現に横山さんは、昨日のCDTVの前には舞台の仕事があった。しかもかなりハードなやつ。舞台だから当然、連日喉を酷使している状態。

でもそれは私たちファンにしか知りえないこと。お茶の間で見ている人には「今TVで歌ってる関ジャニ∞」が全て。

──分かってる、けど。でも音楽一本でやってる他のアーティストとは違って、音楽だけに集中できる環境じゃないんだよ。
──でも、人前で歌うからには、それ相応のモノを見せるべきでしょ。

こうやっていつも、ファン目線とのお茶の間目線との間で揺れる自分がいた。

でも、今回の『関ジャム〜』を見て、複雑なこの気持ちともおさらば出来る日も、遠くない気がした。

CDTVはまだ少し荒削りで、相変わらず歌下手って言われてたけど、これも成長過程。5人の歌がどう変化を遂げていくか、これからが楽しみで仕方がない。強がりじゃなく、本当にそう思ってる。

30代後半でもまだまだ進化し続ける彼らに負けないよう、私も頑張らないと。

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