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愛犬まろんとの残された日々

愛犬まろん。ゴールデンレトリバーの女の子、11歳。
まろんとの出会いは2012年5月。
もともとは妻のお母さんがゴールデンレトリバーを飼いたいとのことで
妻と私でペットショップでお迎え。
お母さんのもとでまろんはすくすくと成長し、みんなに大事に可愛がって
もらっていました。

時は流れ、2020年11月。
お母さんが病気を患い、これ以上まろんを満足に世話していくことが
できないとのことで、妻と私でまろんを引き取ることを決断。
8歳のまろんを家族に迎えました。

その後まもなく会社の転勤があり、東京→福岡、そして2年後にまた東京へと
転勤になり現在に至ります。
福岡での2年間ではまろんといろんなところへお出かけし、数えきれない
ぐらいの笑顔を見てきました。
そんな充実した思い出とともにふたたび東京(住居は千葉県)に戻り
新生活に少しずつ慣れ始めていたまさにその頃、事件が起きました。

2023年11月某日、いつもどおり夕方の散歩から帰ってきてまろんのご飯の
準備をしていると、まろんの様子がおかしい。
いつもはご飯の準備を始めると、側についてご飯はまだかと催促するのが
まろんのお約束。
なのに、この日はご飯の準備には目もくれず、俯き加減に玄関のほうへ
歩いていく。
私はすぐに異変を感じ、ご飯の準備の手を止めまろんの様子を伺う。
間もなくまろんは玄関からリビングのほうへ戻ってきましたが、
やはり俯き加減。
まろんに「どうした?」と声をかけるまもなく、突然よろっと倒れそうに
なり、私は間一髪まろんの体を後ろから抱き支えゆっくりと伏せをさせ
ました。
まろんの表情を見ると目が虚ろでシューシューと呼吸が荒い。
身体全身が脱力していて手足に力が入らない。
私は何が起こったのかさっぱりわからず、とにかくまろんを抱きしめて
ゆっくりと伏せの状態をキープすることに必死でした。
妻も心配そうに「どうしたらよいか?」と少しパニックになっている。
このとき、時刻は20時半過ぎ。かかりつけの動物病院はやっていない。
念のため妻がかかりつけの動物病院へ電話を鳴らすがやはり繋がらず。
このままではまずいと思い、スマホで夜間対応してくれる動物病院を
検索し、手あたり次第電話をかける。
そのうち、診療を引き受けてくれる病院が見つかり、すぐに連れていく
ことに。


続く


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