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真夏の夜の夢

舞台「真夏の夜の夢」観てきました!

原作はシェイクスピア✨

事前にあらすじを読んでいきました。
予習であらすじを読んだ感想は、

「?何が面白いのかわからない」
「こりゃ舞台観ながら寝ちゃいそう」


思ってしまいました。


実は知人が、
この舞台の演出家で美術担当してる
おじ様なんです。

私が体調崩して、
何年間も具合が悪いことも知ってました。

最近私が回復してきたことを知り、

「そろそろ気分転換がてら舞台でも
 観にきませんか?
 ご招待しますよ」

とのことで、
招待されて行ってきました。

このおじ様と出会ったのは、
県民スキーに参加した時でした。

職場の上司が、
やはり県民スキーの幹部でしたので、
その上司に誘われて参加した
県民スキーで知り合いました。

私は
「のんびりスキー楽しんで温泉入ろう」⛷♨️

くらいのノリで、
そのスキー合宿に参加しました。

そしたら、
そのスキー合宿の参加者は、
ほとんどが級を持っている級保持者であり、

その合宿で県が認定したコーチ陣に
指導してもらい、
さらに上級の級を受けるという人達が
メインの合宿だったようです。

大型バス2台分の参加者です。

スキーの級を持ってない私は、

こんな低価格で、
県の認定を受けたコーチの指導を受けて、
低価格で試験を受けて、
級を手にする企画なんて、
そうそうないんだよ!
絶対に受けるべき!


説得されました。

「いやぁ、、
   でも、
   私はのんびりスキーを
 楽しみたくて参加しただけなので」


渋りましたが、
結局負けて試験にチャレンジすることに
なりました。

子供達も多数参加してました。
子供達はジュニア部門です。

私は3級を飛ばして
2級を受けることになりました。

ただ、
この合宿に参加してた大人達は、
全員が1級保持者と、
2級保持者で、
今回の合宿で1級にチャレンジする人達でした。

私は仕方なく、
1級を受ける人達のグループに入れられ、
猛特訓を受けるハメになってしまいました。

いやぁ、
辛かったですね😭


楽しくのんびりスキーが、
地獄の体育会系部活みたいなスキーに
なってしまったのですから。

しかも私はそのグループ内で
ぶっちぎりに1番下手(当然)

移動ですら、
みんなの足を引っ張らないよう必死です。

その時のコーチが、
今回の舞台演出家のおじ様でした。

指導中の厳しいこと!

怒鳴る怒鳴る!

「なんダァーその手は!!
 チキン🐔みたいだ!」

その後ずっと手を注意され続け、
「またチキン🐓になってる!
 このチキン女🐓!」


叫ばれました。

40数年生きてきて、
他人から
「チキン🐓女」

呼ばれたのは初めてでした。


バックトゥザーフューチャーの主人公
マーティンだったらブチ切れするセリフです。
(アメリカでは、チキンは意気地なし、
 腑抜け、弱虫みたいな意味のようです)

まぁでもこのコーチ、
指導中以外の時間は
とてもとても優しいのです☘️

夜の食事や飲み会では、
私にベッタリです(笑)

「なんだかんだで、
 私のファンになってるじゃん!
 こりゃ2級合格間違いなしね!」

なーんて思ってました。


結果は見事に不合格でした☠️
(下手なので当然、考えが甘過ぎましたね笑)
ちなみに1級を受けた人は皆合格しました。

この合否発表、

最後の日の夜の食事の場で、
全員が集まってる食後にみんなの前で
発表されるのです。

合格者は、
合格証明証と何かバッジみたいの貰い、
皆に拍手されます👏

あまり
試験ものに落ちたことのない私は、
あまりの不名誉さに少し
不機嫌になってしまいました(笑)

その後

コーチが私のそばに来て
こっそり耳元でこう言いました

「いやぁごめんね。
 試験は試験だからね。
 チキン🐔のままじゃ、
 合格はさせられなかったよ。
 ごめんね」



試験が終わった翌日、
帰る日の午前中、

やっとのんびりスキーを楽しめました。

仲良くなった1級保持者メンバー達と、
一緒に滑りに行きました。

長くゴンドラに乗ってやっと頂上に着いたのに、

彼らは驚くくらいのスピードで、
私からしたら、
ほぼ直滑降じゃん!
という速さで視界から消えていきました。

私は思いました

「勿体ない。。。。
景色を見ながらのんびり滑るのが
楽しいのにねぇ。
可哀想な人達ねぇ。」

そして
私は一人ぼっちで、
必要以上にクネクネ曲がりながら、
たっーぷりと時間をかけて滑りながら
降りていきました。


このコーチとは知人関係が続いてます。

私が何年間もSNSも更新しないし、
実家に帰り療養中なんて伝えてたので、
少しは心配してくれてたのかもしれません。

久しぶりに会ったわけです。
本当は、
少し会うことが躊躇われました。

歳もとってるし太ってしまったし、
劣化が甚だしいからです。
(加齢以外は向精神薬のせいです)

でもコーチも歳とってましたねぇ。

髪の毛がほとんど白髪になり、
ロマンスグレーの素敵なおじ様になってました。

体調が良ければ、
来年にスキーに連れてってもらおうかなぁ

目論んでます。

「私をスキーに連れてって✨」

 年がバレますね、、、、😅

前半は、
「私の感性ではシェイクスピアは理解できないわ。。」

諦めそうになりましたが、
途中からどんどん楽しくなりました。

笑えるシーンや現代シーンも入れて、
演出が上手でした。

まぁ、一言でいうと、、、

妖精に魔法をかけられて、
夢を見てとち狂ってた?
夢だか現実だかわからない世界にいてた?
まさに「真夏の夜の夢」

またまた、
思わせぶりな深いセリフがたくさん出てきて
目をひん剥いてしまいました👀

私のこの何年間も、、
「夢」だったらいいのに、、、
「夢だったのかもしれない、、」

なーんて思ったりしましたが、
即座に否定しましたョ。

「紛れもないリアルな現実の地獄の日々でした」

とりあえず夢からは、
ほぼ醒めることできましたけどね😇

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