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教えて!婚約指輪と結婚指輪の違い💍

婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)は、
ふたりにとって大切な愛の証し。
どちらも結婚のときに用意するものだけど、
具体的な違いを知らない人も多いのでは。
そこで今回は、2つを比較しながらそれぞれの意味や
金額相場などをご紹介。指輪に込められた思いを知って購入の参考にして。

■意味の違いとは?

プロポーズの際にサプライズで用意することも多い婚約指輪は、
結婚の約束を交わした証しとして、男性から女性に贈るもの。
一方の結婚指輪は、結婚の印にふたりで用意するもの。
女性だけが着ける婚約指輪に対して、男性も女性も身に着ける結婚指輪は、購入時の支払いもふたりで行うのが一般的です。

・婚約指輪の意味

婚約したことを表すものとして、
古代ローマ時代から用いられていた婚約指輪。
中世になると裕福な人たちが宝石を飾り始め、
15世紀にはダイヤモンドをあしらうように。
ダイヤモンドの婚約指輪が一般に浸透したのは19世紀末。
日本には戦後の高度成長期に広まり、
習慣として定着したといわれています。
また、「婚約」指輪だからといって、
婚約期間だけのものというわけではなく、結婚後の着用ももちろんOK。
最近では、結婚指輪とセットにして
日常的に身に着けている人も多いようです。

・結婚指輪の意味

結婚指輪は結婚の印であると同時に、
常にお互いの存在を感じられるふたりの絆の象徴。
言葉にしなくても結婚していることを周囲に伝えられるので、
異性が近寄ってくるリスクを減らすこともできます。
結婚指輪は13世紀ごろのヨーロッパで一般化し、
日本に伝わったのは明治時代後半。
キリスト教式の結婚式が行われるようになって一気に広まり、
大正時代に定着しました。
結婚当時の幸せな気持ちを思い出させてくれる結婚指輪は、
将来、結婚生活で困難が訪れた際の助けになってくれるかもしれません。

■2つの価格相場は?

婚約指輪の場合はダイヤモンドを飾ったものが一般的なため、
平均価格は35万7000円。
結婚指輪は、日常的に着けることを考えて
シンプルなデザインを選ぶ人が多く、その平均は2つで25万1000円。

・婚約指輪の価格相場

少し前までは「給料の3カ月分」
というイメージが強かった婚約指輪ですが、
ゼクシィの調査によると価格のボリュームゾーンは30万~40万円未満と、
現代の相場は「給料の1カ月分」ほど。
ダイヤモンドの質や大きさによっても価格が変わり、
ジュエリーショップでは10万円台から幅広くそろえているので、
予算に合わせたセレクトが可能です。

・結婚指輪の価格相場

結婚指輪はシンプルなデザインが好まれていることから、
購入価格のボリュームゾーンは20万~25万円未満。
夫婦別の平均価格を見ると、夫側は11万6000円、妻側は13万6000円。
妻の指輪にはダイヤモンドなどの宝石を飾る場合が多く、
その分夫と比べて高い傾向に。

■2つのデザインは?

婚約指輪で多いのはダイヤモンドをあしらったタイプ。
一粒ダイヤを爪で留めるソリティアリングが定番で、
ダイヤの輝きが引き立つデザインといわれています。
結婚指輪はシンプルで着け心地のいいもの、
肌なじみのいいものを選ぶ傾向があり、
男性でも抵抗なく着けられるストレートラインが人気。
どちらの指輪も裏側に刻印を入れるのが一般的で、
指輪のデザインやショップによっても異なりますが、
イニシャルや日付、好きな言葉を入れることが可能です。

・婚約指輪のデザイン

一粒ダイヤを使った定番のソリティアリングは、
爪が衣類などに引っ掛かってしまうことがあるため、
最近では爪なしタイプも人気。
小さなダイヤをあしらったメレ付きや、
センターダイヤやアームに小さなダイヤモンドを飾った
パヴェなども好まれています。
また、アームにダイヤモンドを規則的にぐるりと配置した指輪は
エタニティ、半周分にのみダイヤを飾ったハーフエタニティと言い、
こちらも定番デザインの一つです。

・結婚指輪のデザイン

シンプルなストレートラインのほかにも、指が細く見えるV字ライン
、ゆるやかなカーブを描くS字ライン、アームに小さな玉を打刻した
ミル打ち、メレダイヤモンドを1粒~数粒飾ったメレ付き、
などが代表的なデザイン。
結婚指輪の場合、ペアリングが一般的ですが、
夫婦でまったく異なるリングを着けても問題ありません。

■宝石の違いは?

飾る宝石に決まりはないけれど、婚約指輪といえばダイヤモンド。
0.3カラット前後のダイヤが人気です。
結婚指輪は小粒の宝石を飾ることが多く、
ダイヤモンド以外にお互いの誕生石を入れる場合も。

・婚約指輪の宝石

婚約指輪の宝石といえばダイヤモンドが定番ですが、
それはダイヤモンドが地球上で最も堅い鉱物であり希少性が高いから。
傷が付かず永遠に輝き続けるため、
「永遠の絆」「純潔」といったロマンチックな石言葉を持ち、
愛の誓いを表す指輪にぴったり。
ダイヤモンドには無色透明以外にもさまざまな色があり、
ピンクダイヤモンドも人気です。

・結婚指輪の宝石

結婚指輪の場合、日常的に身に着けることが多いので
宝石は控えめにする人が多いよう。
シンプルさを重視して宝石を飾らない人や、
あえてリングの裏側にセッティングする人も。
定番のダイヤモンドだけでなく、好きな宝石やお互いの誕生石など、
宝石の選択でも個性を出すことができます。

■購入方法は?

婚約指輪も結婚指輪も、ブライダルジュエリーの専門店や
ジュエリーブランドの直営ショップ、
セレクトショップなどで購入できます。
既製品(レディーメイド)以外にも、ベースのデザインに
アレンジを加えるセミオーダーや
完全オリジナルのフルオーダーがあるので、
好きなデザインや予算に合わせてチョイスを。
購入する際に欠かせないのが試着です。
見た感じと実際に着けた印象は異なるもの。
特に毎日着ける結婚指輪の場合は、
見た目だけでなく着け心地も大切なポイント。
指の太さは一日の間でも変わるので、
スタッフのアドバイスを聞きながらの購入がおすすめですよ。

■指輪をはめる指は?

婚約指輪も結婚指輪も左手の薬指に着けるのが一般的ですが、
正式な決まりはありません。
右手にも左手にも指ごとに意味があるので、自由に位置を変えても大丈夫。どの指にはめてもふたりの愛は変わりません。

・婚約指輪をはめる指

左手の薬指が定番ですが、中には、結婚指輪のために
左手薬指は空けておき、右手の薬指に婚約指輪を着ける人もいます。
また、結婚式当日だけ右手の薬指に着け替える花嫁も。
1カ所にこだわらず、
気分やファッションによって変えても問題ありません。

・結婚指輪をはめる指

結婚指輪をはめる場所は基本的に左手薬指。
これは、「左手の薬指には心臓につながる太い血管がある」
という古代ギリシャ時代の伝説に由来するもの。
「心臓」イコール「ハート」という考えも浸透しており、
その血管は「愛情の静脈」と呼ばれていたそう。
また、指にはそれぞれに精神的な意味があり、
左手薬指は「ふたりの愛を深める」といわれています。
ただ、左手薬指という決まりはないので、ほかの指に着けてもOKです。

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