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Tableau Conference 2024 で再確認できた Tableau Pulse の価値

「Tableau AIっていつから利用できるようになるんですか?」という質問に、「何をおっしゃっていますか、もう来ていますよ、Tableau Pulse」という回答のいただくDAY 0から始まったTableau Conference。ここからぼくの中でのTableau Pulseへの想いが更に強くなっていきました。こんな会話から始まったわたしのTableau Conference 2024から再確認できたTableau Pulseの衝撃をまとめたいと思います。

なぜ Tableau Pulse なのか

様々な理由があります。特に強調したい点としてはTableau Pulseは現時点で利用できるTableau AIの中で最も"Infuse relevant data into your flow of work"を実現してくれるプロダクトだと信じているからです。その背景を理解いただくための課題とその解決策を紹介いたします。

課題: データからもっと価値を出せるはずだという期待

Main Keynoteの中で、CEOのRyanはNext generation of Tableauとして立ち向かう4つのChallengeとそれを解決するためのVisionを発表しました。

このエントリでは特にChallenge 3: Insights are often overlooked or ignored とそのVisionである Actionable insights where you work に注目します。ここでは 「94% of leaders feel their organization should get more value out of its data.」というインサイトも添えられています。

Tableau Conference 2024 Main Keynote より

なんと"94%ものビジネスリーダーはデータからもっと多くの価値を創出したいと考えている"らしいのです。このインサイトは The landscape of analytics still has challenges to overcome というタイトルで紹介される調査結果を読むと更に納得感が増します。

ちなみにカンファレンス中に何度か投影されていた "The landscape of analytics still has challenges to overcome" というスライドではラベルとともに以下のデータが共有されています。

  • Complex: 41% of business leaders cite lacking understanding of data

  • Inaccessible: 77% of organizations struggle to incorporate insights into applications

  • Unaided: 91% of organizations say demand for automation from business teams has increased

これらのデータから、多くのビジネスリーダーは組織でデータを活用し切れていないと感じていることが分かると思います。裏を返すと"データからもっと価値を出せるはずだという期待"があるんですね。

解決策: 組織でデータを活用するために、業務フローの中にデータを取り込む

2010年頃からデータの利活用が叫ばれるようになってから、多くの組織でDWHやBIなどのアプリケーションを導入するようになりました。データ利活用に興味があるみなさんはそれらのアプリケーションを活用できているとおもいます。ただ、データ利活用に強い興味がない方々はいかがでしょうか?もしかしたらSlackでコミュニケーションしている中で確認したいデータがあっても、Tableauにログインし、確認したいダッシュボードの名前を思い出しながら検索しながら移動することに嫌気がさし、ダッシュボードの確認すらしてくれていないのではないでしょうか(コンテクストスイッチの発生は誰もが嫌がります)。これは業務の流れの中にデータが取り込まれていないために発生してしまっているのかも知れません。

そこでTableau Pulseです。Tableau PulseであればSlack内のカードとしてインサイトを組み込むことができます。インサイトやデータを確認するためにアプリケーションを切り替える必要はないのです。コンテクストスイッチを発生させる必要もなく、自然な流れで業務の中にデータを取り込むことができてしまいます。まさに"Actionable insights where you work"を体現しているのではないでしょうか?こういったことからも、わたしはTableau Pulseこそが業務フローの中にデータを取り込むことに特化された非常に強力なTablau AIなのだと考えています。Tableau Pulse の価値をこの Tableau Conference 2024 で再確認することができました。

なお、もちろんデータを活用し切れていない原因は前述のChallengeやVisionに書かれているように他にも存在します。そのためTableau Pulseだけですべてが解決できるわけではないと思います。そして、そのために他の機能の開発も進められているはずです。しかしながらまずは動けるところから動くことで、その他の本当の課題感も分かるだろうとわたしは考えています。その動くためにもやはりTableau Pulseが最適なのだと確信しています。

いつから取り組めるのか

Tableau PulseはすでにGA (General Available)です。いまからでも始めることができます。もしも取り組むことに不安を感じておられましたら、そのときは是非リバネスナレッジにご相談ください。自分たちで使い込んだナレッジを基に、業務フローの中にデータを取り込む支援をさせていただきますので!X (Twitter) のDMでもOKです。


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