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Tableau Pulseは便利で楽しい


2024-05-03 追記
Tableau Conference 2024 に現地参加して感じた Salesforce.com および Tableau の Tableau Pulse への期待を以下のエントリにまとめています。


こちらも併せてご覧いただけると幸いです。



このエントリはTableau Pulseを使ってみた記事です。2024-02-21にGA(General Availability)されていたTableau Pulseですが、やっとこさ触り始めました。ちょっと触っただけですが、とても便利そうですね、Tableau Pulse。なによりも使っていて楽しいです。


半自動で作成されるMetric

Tableau Pulseでは"Data Source"を指定後に、そのData Sourceを分析するための"Measure"と"Time dimension"を指定するだけでMetricを作成してくれます。このMetricをベースに、Tableau Pulseの様々な機能が動いていきます。例えば以下のMetricは"Measure"に"Sum of セールス"、"Time dimension"に"オーダー日"を設定しただけなのですが、売上のブレ幅(expected range)や考察を生成してくれます。

自動作成されたMetric

会話感覚で半自動的に生成される考察

生成されたMetricを深掘りすることも可能です。以下のキャプチャでは"Which D5 decreased the most?", "Which カテゴリ had high Sales - Sample Superstore 2024?", "Which カテゴリ increased the most?"という3つの考察テーマが提案されています。

考察テーマの候補

この中から"Which カテゴリ decreased the most?"を選択してみましょう。するとデータを深掘りして"Compared to the last month, Sales - Sample Superstore 2024 decreased by $111.4k. 家電 and 家具 decreased the most."と"売上が前月よりも減少している"ことと、"その中でも家電および家具カテゴリが特に減少している"ことを考察してくれます。

生成された考察

カジュアルな通知設定

Tableau PulseではMetricをFollowするだけで、考察をEmailとSlackに通知してくれます。

Emailへの通知
Slackへの通知

しかもこのFollowは"Manager Followers"から追加することができてしまいます。

勝手にFollowerとして追加できてしまいます

これはものすごく便利で、"普段、Tableauを観る習慣がない人にも、考察付きで通知を送る"ことができるんですね。例えば以下のよう"小売店のエリアマネージャーに急激に売れなくなった商品を伝える"こともできそうですし、"急に自社サービスの利用者が増え始めたことをサービスマネージャーに伝える"こともできそうです。しかも専任のアナリストがいなくても。わたしもどんな使い方をしようか考えるだけでとてもワクワクしてしまいます。

まとめ

GAから約1ヶ月も触らなかったことを後悔してしまうくらい便利そうなTableau Pulse。いまから使い倒してみようと思います。ちなみにこのTableau PulseはTablaeu AIが利用されているのですが、"Tableau Pulseは、Tableau AIを訓練するためにお客様のサイトのデータを使用しません。"とのことです。このあたりも昨年からSalesforce.comが提唱し続ける"Trust"の思想が重視されていそうですね。安心しながらみんなで使い倒し、知見を共有していけたら幸いです!


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