冬、歩いてふたり【詩】
音もなくゆっくり雪はふりつづく
手が寒いねってつぶやくと
君のぬくもりをよく感じた
せかっくぬってきた
マスカラが目に染みて痛い
そんなことも知らずに君は先を行く
歩幅も合わせず
ふり返りもせずに
いそいそと帰路を急ぐ
足の感覚が遠のく一方で
君を追いかけたくて足早に
人の気も知らないで、少しイヤ
でもきれいな記憶さ
今日のことは忘れやしない
今日のことは忘れやしない
初稿:2017/02/24
修正:2017/06/13
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