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2022年度・日本カーオブザイヤー

noteを書き始めた頃から
いつか"車"の事についての
記事を書いてみたいと思っていた。

その手始めとして、
その年の
日本カーオブザイヤーで選ばれた
10ベストカーの事についてと
大賞に選ばれる車の予想をしてみたいと
思い続けていたが、
実行に移さないまま
毎年終わりを迎えていた。

しかし、
今回は大賞発表まで時間があるため
今年こそは実行に移そうと思い、
この類いの記事を書く事を決めた。

読者によっては
難しいと感じる話題ではあるが、
日本カーオブザイヤーの
下記のサイトをザッと見てから
最後までこの記事を
読んでいただければと思う。

では、
10ベストカーに選ばれた車の解説と
日本車の大賞と
外国車の大賞の予想をしていく。



➀:スズキ アルト

特筆すべき点は、
普通車にも劣らない優れた安全装備と
その車の販売価格である。

まず、
前者に関しては、
安心して楽しく乗ってほしいという
スズキの想いから生まれた
「スズキ セーフティ サポート」が
この車に反映されており、
その数は全部で11個にも及ぶ。

一般的なイメージとして
このサイズの軽自動車には
最低限の装備しか付いていないという
イメージが抱かれがちだが、
スズキはその障壁を取っ払って
アルトにも
充実した安全装備を搭載した。

それに加え、
衝撃を効率よく吸収するボディ構造や
6つのエアバッグを標準装備するなど
衝突安全技術も考慮されている事から
同サイズの他社の軽自動車を
凌駕する事に成功した。

そして、
後者に関しては、
最上位のグレードを選択して
先に述べた安全装備に
前方・後方を映す
ドライブレコーダーと
ETCをオプションで装備して
見積もりをした金額がこちらになる。

このように
軽自動車のネガである
安全面の心配を払拭しつつ、
手頃な価格での販売を実現させた
アルトがスズキ史上初の
大賞獲得車になる
可能性は”あると”思った。


②:トヨタ クラウン

特筆すべき点は、
常識に捉われない大変革と
ハイブリッド車とは思えない
パワフルな走りでも
優れた低燃費を実現させる
システム×ターボエンジンの
組み合わせである。

まず、
前者に関しては、
過去に何回かワゴンタイプを
販売していた事はあったものの、
クラウンという車は
セダンタイプを主軸に
15代目まで販売されてきた。

しかし、
16代目から
「DISCOVER YOUR CROWN.」という
キャッチフレーズの下に
バリエーションを刷新させた。

ラインアップとしては
今までのセダンタイプに加え、
ハッチバックタイプと、
SUVモデルとして
約15年ぶりに復活するワゴンタイプ。

そして、
先陣を切る形で2022年9月に発売された
セダンとSUVを融合させ、
クーペライクシルエットを特徴とする
クロスオーバータイプの4つである。

トヨタ・クラウン(15代目)
(セダンタイプ)
トヨタ・クラウン(16代目)
(クロスオーバータイプ)
トヨタ・クラウン(15代目)
(セダンタイプ)
トヨタ・クラウン(16代目)
(クロスオーバータイプ)

初めて
この大変革を遂げた姿を見た時は
とても困惑したが、
それでも
勇気を出して
今までのイメージを壊して変化した
トヨタのチャレンジ精神は
敬服に値すると思った。

そして、
後者に関しては、
まだ動画越しでしか聴けていないが、
初めて加速した時の音を聴いた時は
今まで街中で聞いてきた
トヨタのハイブリッドのものとは
全く異なっており、
思わず「は!?」と声が出てしまった。

※このシステムを搭載する
グレードの使用燃料は
ハイオクである

この音を
文字で伝える事は不可能であるため
下記の動画
(ウナ丼_STRUT_エンスーCARガイド)で
それを感じていただきたい。

今年は
クロスオーバータイプが
ノミネートされているが、
ここで大賞を受賞するかしないかで
これから発売される他の3タイプに
大きな影響を与える要素を秘めた
面白味のある車だと思った。


③:日産 エクストレイル

特筆すべき点は、
この車が大切にしてきた
タフギアなSUVデザインに合った
上質な内装を実現させた事と
4WDの常識を覆す電気の走りである。

まず、
前者に関しては、
3代目エクストレイルの内装は
その当時の一般的なSUVからすれば
申し分のない質感だったが、
時代の流れの影響で
同クラスの他社のSUVが
上質さを意識するようになった。

それに合わせて
エクストレイルにも
上質さを纏った内装の
ラインアップが追加されたが、
販売年数の長さの影響も相まってか
他の車と比較した時に
物足りなさを感じてしまった。

日産・エクストレイル(3代目)

しかし、
2020年12月から発売された
3代目ノートを皮切りに
日産車の内装の質感は格段に向上し、
私の中で
4代目エクストレイルの内装への
期待値が高まった。

日産・エクストレイル(4代目)

それから
約1年半の月日が流れて
2022年7月に発売され、
メーカーオプションとして採用された
ナッパレザーのシートや
タンカラーのドアトリムなどを
実際に見て触れた時に、
その仕上がり具合に感心させられた。

そして、
後者に関しては、
公式サイトにも記載されている通り、
今までの4WDシステムは、
雪道や未舗装路などで
主に発揮される機能であり、
一般道などのラフロードで
機能を発揮するものは少なかった。

日産が開発した
「e-4ORCE」という4WDシステムは、
日常からアウトドアまで
全てのシーンで
「走る・曲がる・止まる」性能を
飛躍させて4WDの価値を
大きく変えるものである。

特徴は2つあり、
1つは、
前後のモーターで
駆動力と回生ブレーキを絶妙に制御し、
信号や渋滞の多い市街地で、
停止した時の前のめりになる
不快な揺れを抑制させる事である。

もう1つは、
4輪の接地荷重と路面状況に応じて
グリップ力を最大限に発揮できるよう、
電気の力で前後のトルク配分と
4輪のブレーキを制御して
カーブでアクセルを踏んだ時に
外への膨らみを抑制させる事である。

これらの特徴を兼ね備えた
「e-4ORCE」を搭載した事や
内装の質感が上がった事によって
4代目エクストレイルは
どんなシーンにも適合する
オールマイティな車になった。

10ベストカー試乗会においても
確実に本領を発揮するだろう。


④:日産 サクラ/三菱 eKクロス EV

特筆すべき点は、
軽自動車の電気自動車である事と
両者の個性が際立っている事である。

前者に関しては、
この2台が発売されるまでは
サイズが大きい普通車の
電気自動車しか発売されておらず、
初めて軽自動車の電気自動車が
発売されようとしている話を聞いた時は
耳を疑った。

しかし、
本当に日常の街乗りを想定した
航続距離(180km)で発売されて
本当に驚かされた。

日産・サクラ
三菱・eKクロス EV

さらに、
他の電気自動車と比べて
航続距離が短い事から
充電頻度が多くなる事を想定して
ワンタッチで開いて
押し込んで閉める必要がない給電口は
よく考えられており、
他の電気自動車にも
採用してほしいと思った。

そして、
後者に関しては、
日産サクラの外装のデザインには
日本の美意識を感じさせる
水引デザインが採用されており、
流れるようなデザインが
伝統的かつ先進的な印象を与えている。

日産・サクラ

内装のデザインは、
どのラインアップも
質感が高いものになっている。

その中で、
メーカーオプションとして
採用されている
プレミアムインテリアが
最も高級感と上質感を醸し出しており、
インパネにあしらわれたカッパー加飾や
前後席にドアトリムクロスなどが
モダンな空間を演出している。

日産・サクラ

ちなみに
名前の由来は、
発表会で星野朝子副社長が
「『日本の電気自動車の時代を彩り、
代表するクルマとなって欲しい』
という願いから、
日本を象徴する花である桜に由来し、
社内公募により決まった」と
語っている。

また
「人名のように呼んで欲しい」と
語っている。

一方で、
三菱eKクロス EVの外装のデザインには
原型となったガソリンモデルと同じ
SUVライクなデザインを採用しつつ、
カラーリングやホイールなどで
差別化を図っている。

三菱・eKクロス EV

内装のデザインには
サクラと同じく、
メーカーオプションとして
合成皮革とファブリックの
プレミアムインテリアが採用されており、
こちらの方は
クリーンでシンプルな内装に
仕上がっている。

三菱・eKクロス EV

両者とも
これらの他にも様々な利点を秘めているが
史上初の軽自動車の電気自動車として
どのように評価されるのか
注目していきたい。


⑤:日産 フェアレディZ

特筆すべき点は、
デザインテーマである
「伝統と最新技術の融合」を
実現させた事と
電動化が謳われる現代において
現代の法規に適応しつつ、
内燃機関のスポーツカーを
発売させた事である。

前者に関しては、
伝統的な後輪駆動スポーツカーらしい
デザインが継承されており、
ロングノーズ・ショートデッキや
低重心のリヤスタンスなど
歴代フェアレディZへの
オマージュを込めたシルエットに
仕上がっている。

日産・フェアレディZ(7代目)

そのため、
初めて新型フェアレディZの
姿が公開された時は
私自身を含めた多くの車好きが、
昔のモデルを思い出して
胸を躍らせた。

日産・フェアレディZ(7代目)
日産・フェアレディZ(4代目)

これらのオマージュを1台の車で
実現させた事に凄いと思った。

そして、
後者に関しては、
7代目を発表した時の届け出型式は
「リファイン」を意味する
「R」が付加されてはいるものの、
6代目を踏襲した「RZ34」であり、
「Z35」ではない。

法的にはただの大幅改良扱いだが、
YouTubeで開催した
オンラインイベントにおいて
「8割の部品が新しくなった
紛れもないフルモデルチェンジ」と
述べている。

日産・フェアレディZ(6代目)
「Z34」
日産・フェアレディZ(7代目)
「RZ34」

何故そのような回りくどい事をしたのか
その理由は2つある。

1つは
フルモデルチェンジで進めると
たいして数も出ていない車に
お金をかけるなと
上層部に止められてしまう
可能性があったため
企画を通りやすくするために
敢えてそちらで進める
必要があったからである。

もう1つは、
形式を「Z35」に新しくすると
役所のお届けや
型式認定などをしなければならないため
それならば
もうお金はかけないで
出来るだけ車両価格を下げようと
方向転換したからである。

部品や半導体不足などで
現在の時点では
購入する事はできないが、
新たなる技術だけでなく、
知恵と工夫が際立つ
日産のスポーツカーが
どのような評価をされるのか楽しみだ。


⑥:ホンダ シビック e:HEV/ホンダ シビックタイプR

特筆すべき点は、
個性が際立つ走行性能と
現時点でどちらも
安い値段で購入できる事である。

前者に関しては、
ホンダ シビック e:HEVには
シームレスな加速を体験できる
ハイブリッドシステムに加え、
新開発の2.0L 直噴エンジンが
搭載されている。

これにより、
世界トップレベルとなる
約41%の最大熱効率で
燃費向上に寄与するとともに、
リニアで澄んだサウンドを
提供しており、
高速クルーズ時は
広範囲のエンジンドライブを
実現させている。

一方で、
ホンダ シビックタイプRには
歴代のモデル史上最強の
パワーユニットへと進化した
2.0L VTEC TURBOが搭載されている。

胸のすく吹け上がりを実現した
高回転エンジンに
吸排気の流量アップや
ECU制御の緻密化などの進化と相まって
高出力・高レスポンスを実現した
新開発ターボを組み合わせる事によって
突出した速さを手に入れた。

そして、
後者に関しては、
両者とも現時点での納期は
半年以上ではあるが、
ライバルとなり得る
日産フェアレディZと比較すると
受注停止はしていない。

さらに、
ホンダ シビックタイプRと
日産フェアレディZの廉価グレードの
値段を比較した時に
244,200円の差で
ホンダ シビックタイプRの方が
安くなっている。

これらのアドバンテージが
どのような形として結果に表れるか
注目していきたい。


⑦:マツダ CX-60 e-SKYACTIV D

特筆すべき点は、
新開発の直列6気筒ディーゼルエンジンと
マツダ独自の
マイルドハイブリッドシステムによる
組み合わせが織り成す
「人馬一体」の走りと
国産車離れした質感の高い内装が
多く設定されている事である。

前者に関しては、
俊敏な加速レスポンスと
エンジン構造系を
簡素にする事で軽量化を実現し、
ハンドリング性能の向上させる
ディーゼルエンジンが搭載されている。

そこに
燃費をさらに良くするという
価値に加え、
内燃機関では効率が
あまり良くない軽負荷領域において
マイルドハイブリッドシステムが
駆動をアシストする事で
環境性能を向上させている。

マツダ・CX-60 e-SKYACTIV D

これらの組み合わせによって
アクセルを踏んだ瞬間から
「人馬一体」の走りの進化が
感じられるようになっている。

そして、
後者に関しては、
1つの車種から
これらの内装が展開されている事を
知った時は驚かされた。

ナッパレザー(タン)+レガーヌ®(タン)
ナッパレザー(タン)+レガーヌ®(タン)
ナッパレザー(ピュアホワイト)
ナッパレザー(ピュアホワイト)
レザー(ブラック)
レザー(ブラック)

特に
ナッパレザー(タン)+レガーヌ®(タン)は
今まで
この類いの
内装色の国産車は何回か見た事があった。

しかし、
ステアリングまで
その内装色に合わせている車は
国産の高級車か外国車でしか
見た事が無かった。

そのため、
初めて実際に触れてみた時に
これを5,472,500円で実現させた事に
凄さを感じた。

この
全長:4740mm
全幅:1890mm
全高:1685mmの
巨体を持つディーゼル車が
生み出す低燃費と
質感の高い内装は
この車にしかない
唯一無二の個性であると思った。


⑧:BMW ix

特筆すべき点は、
必要な時以外は
目立たないよう車両に組み込まれている
「シャイ・テク」という
デザインのコンセプトと
ノーマルモデルと
スポーツモデルが兼ね備えている
速度領域の幅の広さである。

前者に関しては、
このコンセプトは、
外装と内装の
さまざまなディテールに息づいている。

例えば、
エンジン・ルームへ
空気を送るためではなく、
表面的なデザイン・アイコンとして
機能しているグリルには、
目に触れない部分に
カメラ・テクノロジー、レーダー機能
最先端センサーなどが
搭載されている。

BMW・iX

また、
室内ではオーディオ・システムの
スピーカーなどが
見えないように統合され、
ボタン類もシンプルに
デザインされている事によって
ミニマルながら印象に残る外装と
開放感に満ちた
魅惑的な内装を実現している。

BMW・iX

そして、
後者に関しては、
廉価グレードの
ノーマルモデルの走行スペックが
システム・トータル最高出力:240kW
0~100km/h加速:6.1秒
最高速度:200km/h
である。

一方で、
最上級モデルにあたる
スポーツモデルの走行スペックが
システム・トータル最高出力:455kW
0~100km/h加速:3.8秒
最高速度:250km/h
である。

これらの速度が
廉価グレードの
ノーマルモデルの場合は
全長:4953mm
全幅:1967mm
全高:1695mm
車両総重量:3010kgから
生み出されている。

一方で、
スポーツモデルは
全長:4953mm
全幅:1967mm
全高:1696mm
車両総重量:3160kgから
生み出されている。

BMW・iX M60

これらの事を考慮すると
シンプルな内外装と
類い稀なる走行性能を兼ね備えた
このボディサイズの電気自動車は
BMWだからこそ造れた車である事を
再認識させられた。


⑨:ヒョンデ アイオニック5

特筆すべき点は、
今までの電気自動車には無かった
快適装備と
それには見合わない価格設定である。

前者に関しては、
この車には
快適な居住空間というテーマを反映し、
生活と移動の境界をなくす
革新的な空間が実現されている。

主に
メモリーシステムを搭載して
スペース活用性を高めた
四座独立の電動スライドシートや
充電の待ち時間やドライブの間も
疲れを軽減させる効果がある
焚き火や雨音などのASMRなどが
採用されている。

この赤丸の部分で
座席の前後を調整する

この他にも挙げていたらキリがないが、
ありそうでなかった数々の装備に
初めて実際に触れた時は驚き、
同時に外国車が
このような芸当を成し遂げている事に
脅威を感じずにはいられなかった。

そして、
後者に関しては、
先に述べたものや
それ以外の快適装備を搭載した
最上級グレードである
「Lounge AWD」の値段が
5,890,000円である。

ヒョンデ・IONIQ 5
(Lounge AWD)

この車と同じクラスの
外国車ならば
ガソリン車であったとしても
600万円以上の値段で
設定されていてもおかしくないが、
電気自動車でその値段を
実現させている事に驚かされた。

さらに、
これが最上級グレードであるため
その下に
5,490,000円や5,190,000円の
グレードが設定されている。

私は
それが気になって
他の安いグレードを
買うユーザーはいるのかを
ヒョンデの
ポップアップストアの方に
質問してみた。

その結果、
外車×電気自動車で
想定の値段設定が高くなっていた分
最上級グレードの装備と価格を見た時に
そちらに流れるパターンが多いという
答えが返ってきたため
思わず『あぁ~』と納得してしまった。

ヒョンデ・IONIQ 5
(Lounge AWD)

この車を通して
数十年ぶりに
日本の自動車市場に帰って来た
ヒョンデに無限の可能性を感じた。


⑩:ランドローバー レンジローバー

特筆すべき点は、
シンプルでありながら質感の高い内外装と
多彩なパワートレインがある事である。

前者に関しては、
1つの塊から削り出した
彫刻のような美しいボディや
ブラックアウトする事によって
デザインとしての一体感が生まれた
テールランプなどを
初めて見た時は驚かされた。

ランドローバー・レンジローバー(4代目)
ランドローバー・レンジローバー(5代目)
ランドローバー・レンジローバー(4代目)
ランドローバー・レンジローバー(5代目)

また
内装のエアコンやステアリングのデザイン
分割されていたタッチスクリーンが
1つの13.1インチの曲面型のものに
変更されているなど
レンジローバーが追求したものが
そこにある事を強く実感した。

ランドローバー・レンジローバー(4代目)
ランドローバー・レンジローバー(5代目)

そして、
後者に関しては、
既に3年分の生産予定の台数に達した
ガソリンモデルに加え、
排出ガス低減と燃費向上を実現する
ディーゼルモデルと
電動化への洗練性をさらに高めた
PHEVモデルの3つが用意されている。

ランドローバー・レンジローバー(5代目)

このクラスの外国車で
1台の車から多彩なパワートレインが
展開されている事は珍しいと感じた。

これらの点を踏まえて
改めて
新型レンジローバーが
ランドローバーの最上位モデルとして
君臨するに相応しい車であると思った。


⑪:ルノー アルカナ

特筆すべき点は、
独自のハイブリッドシステムと
ルノー・日産・三菱の3社の
アライアンスによって設計された
新たなプラットフォームである。

前者に関しては、
この車に搭載された
‘RENAULT E-TECH HYBRID’という
ハイブリッドシステムは
F1のトランスミッションや
エネルギーマネージメントの技術を
取り入れて開発したものである。

2つのモーターとエンジンが
それぞれの得意領域で性能を発揮し、
状況に応じて補い合う事によって
電気を動力とした静かで滑らかな発進や
高速域のリニアな加速などの
ダイナミックなドライビングを
生み出している。

このシステムを通じてルノーは、
40年以上モータースポーツに
関わってきた経験と知識を
遺憾なく発揮させる事に成功させ、
独自の個性を築いた。

そして、
後者に関しては、
最新の先進運転支援システムに対応する
「CMF-Bプラットフォーム」という
日産の車にも使用されている
プラットフォームをベースとし、
高いスタビリティと快適性を実現している。

さらに
それらの技術を通じて
利益ある成長戦略を策定・実行し、
アライアンスの目標達成へと
また進歩した事を証明している。

今年の10ベストカーで
初めてノミネートされた
このルノーの車が
どのように評価されるか
注目したいと思わせるような
魅力を秘めていると感じた。


最終予想

ここまで
10ベストカーに選ばれた
11台の車の解説をしてきたが、
ここからは
日本車の大賞と
外国車の大賞の予想と
それらを選んだ理由を書いていく。

まず、
私が予想する日本車の大賞は・・・






『⑥:ホンダ シビック e:HEV/ホンダ シビックタイプR』

その理由は2つあり、
1つは現段階でまだ注文できる点や
お求めやすい価格で購入できる点から
若者の自動車離れを阻止する車として
相応しいこと。

もう1つは、
久々にスポーツカーが
大賞を受賞すれば
自動車業界全体が盛り上がる可能性を
秘めていると感じたため
以上の理由からこの車を選択した。


そして、
私が予想する外国車の大賞は・・・






『⑨:ヒョンデ アイオニック5』

その理由は2つあり、
1つは先にも述べたような
ありそうでなかった数々の装備により、
私の固定観念を打ち砕いたこと。

もう1つは、
4つのメーカーを比較した時に
ヒョンデから企業としての成長を
最も強く感じられたため
以上の理由からこの車を選択した。

今回の大賞の結果は、
12月8日(木)の夕方頃から
公式YouTubeチャンネルで配信される
最終選考会・表彰式で発表されるため
その瞬間が訪れる事を
楽しみに待っておこう。


まとめ

今回の記事を通じて
初めて本腰を入れて
私が好きなものを発信してみたが、
やはり何も知らない読者に
そのジャンルの魅力を伝える事の
難しさや大変さなどというものを
改めて実感させられた。

ただ、
この記事を通じて
"車"というジャンルに
少しでも関心を持ってくれた
読者がいるならば
これ以上の喜びはない。

そして、
また機会と時間があるならば
今よりも伝える力を高めた上で
このような記事を書きたいと思った。


最後までこの記事を読んでくれた読者に
心から感謝する。


では、また気が向いた時にいつか。

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