SDGs経営について@群馬企活研殿寄稿

【群馬企活研殿寄稿】
群馬県中小企業診断士協会
こばしゅん

SDGsとは

みなさまもよく存知のことですが、SDGsとは、国連で2015年に採択された持続可能な開発目標のことです。最近では、大企業を中心にして企業経営にSDGs関係づけることが広まっており、中小企業にもこのような流れが徐々に浸透してきています。

SDGsを経営活動に取り入れることはSDGs経営と言いますが、具体的には、自社の経営戦略や目標・ターゲットに関連させて構築することを指します。

中小企業とSDGs

中小企業においては、SDGsに関する理解度の低さや人材不足等から、SDGsをなんとなく知っているけれども経営戦略などにどう取り入れていいか分からない、取り組める人材がいない等の理由で、取組が進んでいないというところが大半であると思います。

SDGsは個人だけでなく、法人や団体が組織的に取り組むことが重視されています。また、何よりSDGs経営に取り組むことで、新たなビジネスチャンスの獲得や新たな取引先の開拓、人材育成、組織活性化などのメリットがあるとされていることから、中小企業においても取り組んでいくことが望まれます。

中小企業がSDGs経営を推進する指針

そこで、中小企業が中小企業診断士等のアドバイザーとともにSDGs経営の推進を行うときの指針になりうるのが、令和2年3月に公表された、令和元年度調査・研究事業「中小企業のSDGs経営推進マニュアルに関する調査研究」報告書です。

同報告書では、SDGs活用意欲が高い場合や自社の強みがよく分からないが社会貢献意欲が高い場合など企業の状況に応じたフレームワークの活用方法が示されています。

参考:
一般社団法人 中小企業診断協会
令和元年度調査・研究事業「中小企業のSDGs経営推進マニュアルに関する調査研究」報告書
https://www.j-smeca.jp/attach/kenkyu/honbu/r1/sdgs-keieisuisin.pdf

群馬県の中小企業へのSDGs施策

群馬県が中小企業にもSDGsを浸透させ、関連した経営活動を促進するための施策についてもご紹介したいと思います。

群馬県は、本年『SDGs未来都市』に選定されました。SDGsを県全体で推進していこうとする中で、令和3年度に実施するSDGs経営を中小企業にも促進する施策は、主に次の2つです。
・2021年SDGsぐんまビジネスプラクティス
・2021年群馬県中小企業SDGs始動事業

前記報告書や上記施策の内容に触れることで、中小企業に与える影響を考えていく事が可能となります。

参考:
群馬県
「ぐんまSDGsイニシアティブ」について
https://www.pref.gunma.jp/07/b01g_00050.html

以上。



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