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ヤクザと家族 The family

今回は映画、ヤクザと家族を見ての感想投稿になります。

あらすじ

ヤクザという生き方を選んだ男の壮大なヒューマンストーリー。自暴自棄にになっていた少年期にヤクザの世界へ足を踏み入れた男を中心に、暴対法によって変わっていった環境と共に1999年、2005年、2019年と3つの時代で見つめていく、一人の男とその「家族・ファミリー」の壮大な物語

自分自身、これまであまり任侠ものの映画は見てこなかったのでとても新鮮な映画鑑賞になりました。

この映画を一言で表すなら、「ワンピース好きなら必ず見ろ!」です。漫画、ワンピースのストーリーが好きなかたであれば今回のこの映画、ヤクザと家族を楽しめる素質があると断言できます。

さしずめこの映画はワンピースに出てくる白ひげ海賊団の話です。船長の白ひげがヤクザの組長である舘ひろし。その船の二番隊隊長であるエースが綾野剛です。

エースが白ひげ海賊団に入る過程と、綾野剛がヤクザの組員になる過程も酷使していて、その後の二人の関係性もまさに白ひげとエースでした。

エースが白ひげのことを本当の父親のように慕っていて、オヤジと呼ぶように、綾野剛も舘ひろしのことをオヤジとよび慕っているのです。

ワンピースの中でも、白ひげとエースは死んでしまうのですが、映画のなかでも綾野剛と舘ひろしは死んでしまうのです。

ヤクザというものが世間的に悪いのは周知の事実ですが、ヤクザの中にも良い人格を持った人はいます。逆に、世間では良いとされている警察官の中にも一定数、ヤクザから賄賂をもらってヤクザと同じように悪さをしている警察官もいるのです。

ワンピースでも、海賊の中にもいいやつはいて、海賊だけけど人は殺さない海賊もいれば、民衆を守らなければいけない海軍の中には民衆を殺してしまう海軍もいるのです。

家族でも血が繋がっていても縁を切ってしまう家族もあれば、血はつながっていない家族でも死んでもお互いのことを守り合うという形もあります。

正義とは、家族とは、本当の幸せとはを考えさせられるある意味哲学的な映画になっています。

ワンピース好きと、哲学好きの方はぜひ観てみてください。



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