9/8文学フリマ大阪に参加します!

久しぶりのnote更新です。
台風ですね! これをお読みの方、台風大丈夫ですか? わたしが住んでいるところはほんの数時間前、線状降水帯が発生してました。
1時間ぐらいでピークアウトしましたが、あれやばいですね。ほんのわずかの間に県内の多くの地域で警報が出、氾濫注意が出ました。
といってもまだ接近さえしてないんですよね。台風ははるか西の地にいます。明日明後日家が倒壊したりとかなければ、私は9月8日(日曜)文学フリマ大阪に参加します。

文学フリマ大阪について

会場:大阪府大阪市、天満橋駅付近のOMMビル2F A・B・Cホール
時間:12時~
サークル名:はと文庫
配置:す-36

頒布
「これで君も喪主だ! 密着相続ドキュメント2023-2024」1000円(予)
もしかしたらあるかも
「このライト文芸がすごい! 準備号」

内容について

わたくし、昨年晩秋に母を、早春に父を亡くしまして、通夜・葬儀・四十九日・すべての相続(20年ぶりに開催、第2回父方親族とのバトルを含む)をやりました。半年かかりました。
白目をむくほどすごく大変でした。
葬儀や相続のマニュアル本はたくさんありますが、具体的に親御さんを亡くしたというあの人、どんな感じで手続したんだろうと思いつつもセンシティブな話題なので聞きづらいと思います! そこでわたしのこの本です!

わたし先日「友達に本を薦めるつもりで気軽な気持ちで深夜にツイートしたやつ」がめっちゃバズりました。

これもそれと同じように「いずれ自分の身にも関係するけど何がどうなのか分からないわ」という人向けに半分ぐらい作りました。
残りの半分は鳩さんめっちゃえらいやん。頑張ったねって褒められたいからです。
わたくし、オタク歴はとてもとても長いですが、同人誌即売会的なイベントに最後に参加したのは12年前。自分で段取りつけてイベントに参加するのは人生で初めて。そのため不手際はおそらくありそうだと思っていますが、どうぞよろしくお願いします。まだまだはじめてのことがある。とても楽しい。

以下は試し読みです。100ページぐらいの本です。
イベント後はboothで通販をする予定です。

試し読み

はじめに

 2023年11月に母が、2024年2月に父が亡くなりました。
 2人きょうだいの我が家ですが、兄はコミュニケーションが苦手で書類仕事も苦手なので、職業:事務で、かつて戸籍関係の仕事をし、年末調整なんかの書類の記入が苦にならないわたしが病院から寝台車を呼ぶところから相続業務全般を請け負いました。

 この本は「人の死」にダイレクトに触れています。心情描写はできるだけ省いてますが、「最近近親者を亡くした方」「読んだものの影響を受けやすい細やかな性質をお持ちの方」はどうぞ体調の良い時にご覧ください。

出してます→ぶっちゃけ費用どれぐらいかかるの
やりました→相続登記
出してません→香典(もらったほう)の額
既にあります→仏壇、お墓、お寺とのおつきあい
扱ってません→クレジットカード、サブスクの解約などデジタル遺産関連、墓じまい・実家じまい

 人間がひとり居なくなるということはとても大変なことです。そしてとても面倒くさいです。いうてはならんのですが、手続きとは平日にしか受け付けてくれないものが多く、とても面倒くさいです。大事なことなので2回言いました。
 メンタル死んでいるままで手続きを進め、供養の一環としてこれを書いている最中にもうひとり旅立ちました。まじか、あれをもう一回最初からやるんかと病室で思いました。世帯主の変更もありました。変えるべき名義が多すぎて世帯主だった父親のほうはさらに大変でした。
 ちなみに父親は家族を顧みず、病院にも行かない人間だったのでそういう人間はこういう末路をたどるし家族は苦労しますという実録本でもあります。
 前述しましたが、わたしがほぼすべての業務を遂行しましたが、ひとりでも大丈夫だし、お金さえあればプロに頼めるのでだいたいのことはなんとかなるという記録でもあります。

 葬儀等についてはお住まいの地域の風習・自治体・宗教や宗派によって相場や常識が異なります。わたしと同じ四国地方にお住まいの方はある程度具体的な指標になるかと思いますが、大都会にお住まいの方は手続き系以外、特に金銭面についてはたいして参考にならないと思いますのでひとつよろしくお願いします。
 省略されているとしても主語はすべて「わたし」。一般論ではなくすべてがわたしの経験談です。これを読んでいる今後喪主になるあなたの身にあてはまるかどうかは分かりません。この本の内容によって、何らかの損害を被った場合にも当方では責任を負いかねますのでご了承ください。

 この本は最初WEB公開というか幣ブログの1エントリとなる予定でしたが、本が作りたい! イベント出たい! 締め切り欲しい! ということで本になることになりました。父親も亡くなったりして、やることが死ぬほど増えた結果5万字を超えたこともありWEB向きではなくなりました。
 当初の目的としては
・わたしの気持ちの整理として
・母(以下カーチャン)の供養のひとつとして
・ぶっちゃけ「鳩さん頑張ったねえらかったね」って言ってほしい(大の字)
の三件でした。

 だいたいの人は近親者の葬儀をあげることになると思うのですが、それがどういう手順を踏んで、どう進めていくのかどのぐらいの費用が掛かるのか分からないもので、不安の中進んでいくよりは相場の違いはあれど誰かのろうそくになれればいと思い制作しました。ご参考になれば幸いです。

 ちなみに本書は「おじおば」とか「親戚」とかでなく「カーチャンの姉の夫」「Kちゃん(いとこの子ども)」みたいな表記が多くあるのですが、わたしが後で読んで「誰のことか」を分かるために書いているのでご了承ください。
 そして頻出する「おじゅっさん」とは徳島の言葉もしくは西日本の方言で「住職・副住職」等お寺関係者のことを指します。

 母の時はあとから当時のことを思い出しながら書きましたが、父の時はもうこの企画が走っていたので、具体的に毎日どのようなことをしていたかリアルタイム記録していたことに加筆修正しています。

 カーチャンの死、その直後

 カーチャンは深夜に亡くなりました。
 病院の人に「葬儀屋さん心当たりありますか? 寝台車手配してください」といわれる。
 田舎のいいところは選択肢が少ないところです。あっちでなければこっち。そこになかったらないですねー。
 会員になるとちょっと安くなるとかいう話も聞いていましたが、そんな検討をする暇もなく必要になってしまったので電話しました。カーチャンの兄の葬儀をしたところでした。

 葬儀をしたい会館は既に予定が1件入っているそうで、一時的に別の場所で待機、終わり次第移動になるという話になりました。
「葬儀までの間、ご遺体の安置場所はご自宅にされますか? 会館に直接行かれますか?」と聞かれました。

以下は本でお読みください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?