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読書メモ アウトプットを高めるノート術
「相手を巻き込む伝え方」で紹介していた論点整理
「着想」「機成」「表現」「心の状態」を自分のおこなう時、役に立つアウトプット術を紹介している本をご初心します。サラッと読めるので、時間のない方にもおすすめです。
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序章 スタンフォードで教えている最先端のノート術
第1章 右脳から発想があふれだして止まらなくなる「アイデア・ノート」
第2章 左脳で論理的に思考を整理する「ロジカル・ノート」
第3章 相手の右脳と左脳に響かせる「プレゼン・ノート」
第4章 チーム全体の地頭力を高めるボードの使い方
第5章 脳をさらに高速で回転させる方法
Amazon紹介文から抜粋
右脳と左脳に眠るあらゆる能力が活性化する、驚異の「ノート術」!世界最高峰のデザインスクールで学んだ、超シンプルなのに新しいフレームワークとは?
学べる3点
本書ではノートの使い方として、大きく分けて3つ紹介しています。
1発想力を高める「アイデア・ノート」
2論理的思考力を高める「ロジカル・ノート」
3共感力を高める「プレゼン・ノート」
ノート術の3段ステップを繰り返すことで、地頭力が向上していきます。
1「アイデア・ノート」で自由に発想して
2「ロジカル・ノート」で論理的に整理して
3「プレゼン・ノート」で周囲を巻き込む
4点のポイント
1、ポスト・イットは3Mの「強粘着」を使う
2、Google式・高速ブレスト法「Crazy8s」
スピード感を保ちながら、よいアイデアを考えるための手法です。8分間で8つのアイデアを高速で書きます。
ポイント2のステップ
1A4サイズ1枚の白紙とペンを用意。もしくはノートを開く
28つのマスができるように、紙を長辺2回、短辺1回折る(ノートの場合は線を引いて8マスをつくる)
31分間のタイマーをセットし、鳴らすと同時に1つ目のマスに1つのアイデアを「スケッチ」で書く
4タイマーが鳴ったら、アイデアが途中でも2つ目のマスに移り、また1分間のタイマーを設定する
54を繰り返し、8つのマスが全部うまるまで8分間アイデアを書き続ける
3、書くだけで問題解決できる「SDTFマトリクス」
ポイント3のステップ
1左上にSay、左下にDo、右上に Think、右下にFeelと書く
2左上のSayの部分には発言的事実を書き、左下のDoには行動的事実を書く
3分類した事実を眺めながら「言えそうなこと」「ありそうなこと」を右側の ThinkとFeclの領域に自由に書き出す
4再度、左側の事実と右側の推測の情報を見返しながら、特に気になったものを〇で囲む
5囲んだ情報を見比べながら、矛盾点や新しく言えそうなことについて書き出す
共感マップとも呼ばれているこのツールは、特定の人の発言や行動、感情や思考について記述することで、その人がどのような状況にいるのかについて深く理解することが可能です。
このツールは、例えばお客さんのことをより深く理解して、より価値のある製品やサービスをつくりたいと思っているときや、一緒に働くことになった社内のチームメンバーが、どんなことを大事にして仕事をしているのかを理解しようとするような場面で効果を発揮します。
4、創造性と生産性はルールが異なる素晴らしい仕事をしようと思ったら、まずは創造性を働かせて何をすべきかを明確にする必要があります。そしてその次の段階では、明確になった仕事を確実に効率よくこなす、生産性も重要です。概念的にはそこまで難しくない話なのですが、いざ実行しようとするとなかなかうまくいかないことの方が多いのも事実です。なぜでしょうか?
それは創造性を高めるために必要なことと、生産性を高めるために必要なことが正反対なくらいに違うためです。
【創造性の性質・ルール】
1これまでの枠組みとは違うアイデアを出す
2うまくいくアイデアよりもうまくいかないアイデアの方が多く生まれる
3うまくいった場合は現状が10倍以上変化する
【生産性の性質・ルール】
1これまでの枠組みをフルに生かしたアイデアを出す
2うまくいくことがほとんどである
3うまくいった場合は現状から数%改善する
両者の違いを認識し自分で発想する際、考え方を切り替えることが大切です。
■各章のポイント
第1章:アイデア・ノート
発想力を高める4つのノート術を紹介。
①「Crazy8s」
これはとかく「スピード重視」であり、「考え込んで動けない状態」から、動いて考えられるようにするものです。
②「クイック1分ワーク」
③「10倍と1/10思考」
④ 「機会探索文」
「10倍と1/10思考」とは、視点を無理やり極端に大きくしたり小さくしたりするものなのですが、これはアイデア本等ではおなじみかもしれませんね。
第2章:ロジカル・ノート
論理的に整理する3つのノート術を紹介。
①2x2マトリクス
②SDTFマトリクス
③O△?!マトリクス
「SDTFマトリクス」ですが、左半分のSay (発言)、Do(行動)は、どちらも「事実」ですから、正しいか間違っているかを検証することができます。
ところが、右半分のThink(思考)、Feel(感情)は、どちらも「意見」であり、正しいか否かは検証できません。
この「事実」と「意見」を分けて捉えるというのは非常に大事なことなので、常に意識しておくべきだと思います。
第3章:プレゼン・ノート
伝わるプレゼンの3要素を紹介。
①左脳型の論理的「考え方」
②右脳型の感覚的「感じ方」
③話し手の人格による「信頼性」
この章では、周囲の人をうまく巻き込みながら仕事をするための「共感的ストーリー」のつくり方を学べます。
第4章、5章:アウトプットを高めるツールの使い方や、脳をさらに高速で回転させるテクニックの紹介。
「アイデア本」「ロジカルシンキング本」「プレゼン本」等において、別々に学ぶことが多い”頭の使い方"を1冊で習得できるのでコスパが良いなと思い、ご紹介しました。
参考になれば幸いです。
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