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潔い女は素晴らしい

昨日、数年前、適切なアドバイスができなかった友人・はなちゃん(仮名)の恋バナへの「私なりの回答」を思いついた話をしました。

脳みそは面白いもので、ひとつ思い出すと、関連する出来事をどんどん思い出します。同じ時期に聞いた、友人・かよちゃん(仮名)の話をしたいと思います。

かよちゃんは当時30代後半で、前年に不誠実な男に振り回されて傷つき、

「次は結婚できる恋愛をする」

と決めていました。そこで、はなちゃんに仁科さんを紹介してくれたX社の大崎さん(仮名)に、合コンをセッティングしてもらうことにしました。

なお、人間関係を整理しますと、大崎さん、かよちゃんは、私が自己啓発セミナーで知り合った人達で、大崎さんとかよちゃんは受講生仲間です。

はなちゃんは、セミナーとか関係ない私の友達で、たまたま大崎さんが参加する飲み会に連れていったことで2人は知り合いました。かよちゃんとはなちゃんの面識はありません。

時系列でいえば、かよちゃんが、はなちゃんより半年ほど前に合コンをセッティングしてもらっています。


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かよちゃんはバレンタインデーの前後に、大崎さんの協力で、X社の方々と合コンをしました。かよちゃんはかなり張り切っていたのですが、その後、かよちゃんから合コンの報告はなく(笑)大崎さんと会ったときに

「楽しく盛り上がったけど、うまくいかなかった。またそのうち別のメンバーでセッティングしてあげようと思う」

と教えてもらっただけで、詳細は聞いていません。

しかし、その2週間後、3月初めに、かよちゃんから

「私、結婚することになった!」

という連絡が来ました。もちろん相手はX社の人ではなく、前年の秋に異業種交流会で知り合い、一緒に活動していた男性のようです。交際0日で結婚を決めたそうで、聞いた時点ではすでに彼の家に引っ越していました。2ヵ月後に入籍されました。

最近はかよちゃんに会っていませんが、その後すぐにお子さんに恵まれ(というか、結婚決めたのと同時期に妊娠した計算だな)幸せそうで何よりです。


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はなちゃんの合コンでは、相手(仁科さん、仮名)を見つけたのは、はなちゃんだけでしたが、他の男性陣からも「また機会があれば彼女達に会いたい」という感想があったそうです。仁科さん以外にも、はなちゃんを気に入った男性がいたり。もともとはなちゃんは合コンでは常に戦果のある人なんだよな。

かよちゃんの合コンでは、その場は盛り上がったけど、男女どちらからも「また会いたい」というような声はなかったそうです。かよちゃん、その前に参加した合コンでも、一次会はいまいちで、二次会は女子だけでやったとか言ってたし(笑)

合コンだけを見れば、婚活に苦戦しそうなのはかよちゃんなのですが(失礼)なぜ逆になったのだろう。

昨日の投稿で、はなちゃんが合コンで仁科さんという素敵な男性と相思相愛になりながら、大崎さんに「他にもオススメの男性がいる」と言われ、その人とも会うつもりでいた。しかもそのことを仁科さんに話してしまった。仁科さんとうまくいかなかったのは、これが原因ではないかということを書きました。

かよちゃんがうまくいったのは、「次に素敵な人と出会ったら結婚する」と決めていたから、潔い態度がとれたからだなと思いました。X社の合コンで盛り上がりはしたのであれば、とりあえずキープはできたのにしなかった。

一方、はなちゃんは仁科さんとまだ見ぬ男性「谷口さん(仮名)」をどちらも候補に残そうとしたのは潔くなかったな。これは、かよちゃんのように「次に素敵な人と出会ったら結婚する」とまでは思えず、まだいろいろな人に知り合いたい段階だったんでしょうね。それもいいのですが、自分がそれでは相手も同じように接してくるので、はなちゃんが悶々する時期がありました。


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かよちゃんとはなちゃんの違い、もう1つのポイントは「大崎さんのお節介があったか、なかったか」だと思います(苦笑)

大崎さん、かよちゃんとはセミナー仲間としての付き合いはありますが、ぼそっと「ちょっと苦手なタイプ」と言ったことがありました。もちろん嫌いではないでしょうが、合コンの日程など必要な要件以外で個人的に連絡を取り合うことはなさそう。

一方、はなちゃんのことはとても気に入っていて、何かと干渉していました。

合コン後には、参加者に「気に入った子はいたか」「また会いたいか」などのアンケートをとり、それを自己啓発セミナーの仲間にも自慢げに話し、「高校生みたいですね」と言われると、なぜか「えー」と喜んでいたそうです(笑)

はなちゃんが仁科さんについての不安を話すと、それを仁科さんに伝えて、その回答をはなちゃんに話したり。はなちゃんが仁科さんと相思相愛と知っているのに、他の男性を紹介する気もマンマンでした。しかもそれが仁科さんと同じくX社の後輩ですから、トラブルになる可能性をまったく考慮してないな。

上記のようなお節介が入ると、仁科さんもはなちゃんと付き合うことに面倒になるのではないかという気がします。あとは、「他にもいい男性がいる」と期待させることで、はなちゃんの気持ちがぶれてしまう。

さらに、大崎さんは、合コンに来たはなちゃんの友人達のことも気に入り、その後も彼女達と飲み会(しかも、男性の参加者は自分1人だけ)を企画しようと画策していました。女性陣から爽やかにスルーされたたようですが(苦笑)

このことについてかよちゃんに相談し、「大崎さん、かよちゃんのお友達にもいろいろ接触してこない?」と聞いたところ、

「私の友達にはまったく接触してこないよ」

「若い女の子達につきまとって、本当に情けないね」

「余計なお節介をせずに、あとは若い人達で楽しんで、とか言えたら、かっこいいのにね」

とざっくり切り捨ててくださいました。こりゃ、大崎さんはかよちゃんが苦手だし、彼女の友達に接触していくはずないわな。友達もかよちゃんと似たようなタイプだろうし。

かよちゃんを見ていたら、潔く、「決められる女」は強い、幸せになると思います。余計なものを引き寄せず、必要なものだけ手に入れます。大学時代の私に言ってやりたい(以下の記事参照)


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なお、大崎さんの後日談ですが。

私自身が、彼のお節介に嫌気がさして、はなちゃんには悪いけど距離を置くようになりました。度の超えたお節介は、ときに「コントロール」にもつながりますしね。さりげなくそれを伝えたら、

「信頼関係があれば何を言い合ってもいいはずだ!俺のお節介が気に入らないのは、杏ちゃんの心にそれに対する不安があるからではないか?」

とか開き直ったので、

「そうかもしれませんね。大崎さんの発言に不安をかきたてられるくらい、私がマイナス思考になっていたのかもしれません。最近、大崎さんと会う機会が減って、他のお友達といる時間が増えたら、気持ちも変わってきて、なんだかいろいろうまくいくようになったんですよ」

と返したら、

「それほどの信頼関係がなかったってことだね?」

と言うので、「そうですね」と返しておきました。悪いけど、ないわ。付き合いも長くはないし、もとから大崎さんは一方的に話すだけで、会話もまともに成立していないわ。

はなちゃんやそのお友達が「大崎さん大好き」というならそっとしておこうと思っていましたが、彼女達もそうではなかったようなので、はなちゃんにも「大崎さん相手にしなくていいから」と伝えておきました。

大崎さんとのやりとりはコロナが話題になる直前の出来事だったので、それから一年以上経ちますが、その後、大崎さんからは一切接触がないので、もっと早く、かよちゃん並みの潔い態度をとるべきだったと反省しています。


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