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ニート

実は私はカナダで約1ヶ月、
ほぼニート状態の生活をした。

なぜこんなことが起こったのか。

私が当時考えていた留学期間は約1年。

カナダに来てから5ヶ月間、語学学校に通い卒業、そこからの予定はファームステイで残り期間を過ごすことだった。

以前記事でも述べたように、ファームステイ自体は楽しかった。

しかし、実際にファームステイをして感じたのは、私はこれで残りの期間を過ごせる気がしない。だった。

ファームステイは大体2週間が通常。家庭によって条件は様々であり、交渉次第で短くとも長くとも滞在時間の変更はできる。


私はフッ軽なほうであったが、実際カナダに来るのにスーツケース、ボストン、リュックサックで来ている。

この大荷物を毎回抱え、宿を転々とする生活は現実的に思えなかった。
変化が好きな私でも、異国の地で一つの住処で落ち着けないのは不安だった。

現に、ファームステイで出会った2人もバックパッカーのようなスタイルだった。


そのような理由から、今後の計画を再検討する必要が出てきた。


これは違法なので、大きな声では言えないが、私は始め、キャッシュジョブが可能なところを探していた。留学は準備にも多額の費用がかかったが、生活費も高い。

やはりキャッシュジョブはなかなか見つからず、カフェでパソコンとにらめっこする日々が続いたが、ある日カナダで知り合った人から、留学体験をブログにしてほしいと依頼を受けて、度々ブログを書いた。

この仕事は自分も好きだった。

また別の人からは、家政婦の仕事を依頼され、時々家事や掃除をした。

生活費を稼ぎたかった私にとっては、本当にありがたい話で、藁をも縋る想いだった。

でもふと、窓を拭きながら、私は現実に立ち返った。惨めな気持ちになった。

カナダに来て、家政婦?私はそんなことをするためにここに来たわけではないぞ。と。


年齢制限によってワーホリ取得ができない私にとって、残された道は、キャッシュジョブで生活を続けるか、カレッジなど、別の進学先を考えるか、Co-opビザを取得するか。だった。


留学を決断した当初、Co-opは視野になかった。

まずは語学学校で基礎を学びたかったし、私の英語レベルではすぐにカレッジに通うことはおそらく無理だった。

Co-opで学ぶ分野も、特に興味の湧くものはなく、医療分野になると学費は高額だった。
その為Co-op以外の方法で留学をすると決めた。

しかしカナダに実際来て、色々考えた末、考えが変わったのだ。
Co-opであれば、法的に仕事が出来るため、仕事探しの幅がもっと広がるし、新しいことを英語で勉強するというのも、私には新しい試みで、面白いかもと思えた。

知り合いに相談し、私はCo-opビザを取得することを決断。

1年4ヶ月のマーケティングコースを専攻することにした。

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