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知恵と憧れが集まる「LINE DEV DAY 2019」

こんにちは、最近ダイエットは食事制限や運動ではなくメンタルで行っている登内です。どういうことかは想像にお任せします。今日は11月20、21日に行われた「LINE DEVELOPER DAY 2019」に参加してみて感じたこと・考えたことを共有したいと思いますが、今回はその中でも一番印象に残った2日目の「新規プロジェクト立ち上げ!ウォークスルー決済を実現したトライ&エラー文化」というセッションについて書きます。

参加した目的

1日目は技術系のセッションが多かったので世界中で利用されているサービスを支える技術に関することを学びに来ました。2日目はプロジェクトマネジメントや、UI、UXのセッションが多かったので、自分の団体で使えるようなマネジメントスキルや、開発するときにユーザ体験を設計するときのヒントを学ぼうと思いました。

全体的な印象

LINEでこれから取り組もうとしている事や、失敗事例、成功事例、ノウハウを共有するというセッションがほとんどでした。世界規模のプラットフォームを持っているだけあり、技術、PM、UI、UXいずれにおいても、レベルが高かったので、「LINE DEVELOPER DAY」に参加すればだれでも新鮮さを味わえるのではないでしょうか。さらにはギフトやお菓子、お弁当、水、懇親会など待遇もよく最高の二日間でした。

「新規プロジェクト立ち上げ!ウォークスルー決済を実現したトライ&エラー文化」を聞いてみて

セッション概要

国内でいち早くレジレス、キャッシュレスのウォークスルー型決済を実現したDevelopers .​IO CAFE。2018年6月にゼロからプロジェクトを立ち上げて以来、社内での検証や、実店舗でのお客様からの声を元に改善を続け、現在はLINE Payとの連携を可能としたほか、複数店舗展開を見据えた技術開発を行っています。本セッションでは、まったく新しい事業の立ち上げ方と、トライ&エラーによる技術進化のプロセスについてお話しします。クラスメソッドでは、最新のLINE技術とウォークスルー決済との連携についても日々、研究を重ねています。セッション当日はLINEとの新しい取り組みや、最新の決済の仕組みについてもご紹介を予定しています。

クラスメソッド株式会社代表取締役の横田さんは、Amazon Go(レジが必要なく、入退店管理、決済をスマホ一つで自動で行うという無人店舗)を体験してみて、素晴らしいユーザ体験を日本でも実現しようと思い、工夫を凝らして圧倒的スピードで事業を作り上げました。

3つの工夫点

①インプット情報は1枚の妄想図、1枚のポンチ絵のみ

インプット情報を与えた後に、要件定義(Amazon Goの疑似体験)を動画で伝え、一連の流れをパーツに分けてそれぞれにメンバーをアサインさせる。

②技術よりも体験を検討(真似)すること

Amazon Goの使用技術はわからなかったそうなので、体験を最大化するように技術を選んでいたそうです。

③トライ&エラー文化(やってみようという文化)

横田さんの工夫が一番詰まっている部分がここだと思います。やってみようという文化を根付かせるために失敗してもいいよというメッセージが大事だとおっしゃっていました。エンジニアは、絶対に作ってというと生産性が落ちていくので、できないことへの責任は取らせず、とりあえずこの日までに作ってみてくれと言うそうです。そうして短い期間で小さな失敗を早く積んで、フィードバックをもらっていくというサイクルを確立していました。実際に実店舗を出すまで3回のプロジェクトを立てましたが、3回とも3か月で回しています。

モチベーションの維持は?

今回横田さんは有志で集めていたといったので、あらかじめやる気がある人が集まっている印象でした。横田さんは失敗を短いサイクルで回すことで成功までの時間を短くするという環境を作り出していました。そのため短い間だけモチベーションを保てればいいという印象でした。

最後に

モチベーションの維持はとても難しいことだと思いますが、そもそもモチベーションの維持をすることを意識するのではなく、保つ期間を短くするというアプローチは素晴らしいと思いました。

今回取り上げた内容は「LINE DEV DAY 2019」のセッションの中のたった一つでしたが、どのセッションもとても有意義なものでした。刺激が欲しい方は参加することをお勧めします。


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