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ウイスキーボンボンと父

毎年父親達にバレンタインのギフトを贈っている。いつもチョイスに悩む。


奮発して高級なチョコレートを贈ったこともあったが、
わたしの父は「うまいな」とまるでアーモンドチョコでも食べるかの如くバクバク一瞬でほぼ食べ尽くしたので二度と高級なチョコレートはやるまいと誓った。


同年に義理の父にも高級チョコレートを贈ったが、
わたしの父ほどではないもののパクパク食べて義理の母に咎められていた。
申し訳無さそうに、価値がよくわかってないからパクパク食べてしまって…と言われたのでなんか逆にごめんなさいと反省した。



わたしの父は下戸である。
それなのにウイスキーボンボンが好きというよく分からない人である。

ビールは小さいグラスにほんの少し飲んだだけで顔を真っ赤にするのに
ウイスキーボンボンでは何ともならない変な人だ。

ビールはアルコール度数5%、グラス半分の100mlでアルコール4gになる。
ウイスキーボンボンのアルコール度数は3%程度のようだ。
5個食べてもアルコール1gくらいにしかならない。
父のアルコール許容量は4g未満ということか。


ちなみにわたしはウイスキーボンボンはちょっと苦手である。
チョコがとけて中身のリキュールシロップがトロっと出てきた瞬間「うひゃぁ~」となる。
でもロッテのバッカスは好きなのでわたしも変な人かもしれない。



今年もウイスキーボンボンは母と妹が贈ると思うのでわたしのバレンタインギフトはこちらのチョコレートにした。

機会があって少し頂いたのだが、フリーズドライのフルーツにチョコレートが浸み込ませてありめちゃくちゃおいしかった。


きっと飲んべえの義父は酒と合わせ、食いしん坊の父は独り占めしてバクバク食べることだろう。自宅では夫とワインで楽しもうと思う。

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